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【巨人】長野“阿部バット”で初猛打賞「すごさにあやかりたかった」

スポーツ報知 5/7(日) 5:53配信

◆中日1―6巨人(6日・ナゴヤドーム)

 乾いたバット音がナゴヤDに響いた。長野の打球は遊撃手の左を抜いて左前へと抜けていった。7回2死一塁。今季初の猛打賞となる3安打目を放ち、打率は2割3厘に上昇。開幕カード、4月1日の中日戦(東京D)以来の打率2割復帰に「2割3厘? 頑張ります。(調子は)少しずつ上がってきているかな。少しずつ」。不調のトンネルを抜けつつある。

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 3度の快音が勝利に結びつけた。2回1死の第1打席で右前安打を放つと、4回1死一塁では左翼線へ二塁打。1死二、三塁とチャンスをつくり、石川の適時打を呼び込んだ。チームは今季最多の14安打を放ち中日に連勝。由伸監督も「やっといい当たりが続いてきている。このまま調子を上げていってくれればいいね」と復調に期待を込めた。

 猛打賞の立役者は、主砲のバットだ。「阿部さんからもらったバットを使っています」。ナゴヤDの選手ロッカーが隣で、阿部から「使ってみれば」と5日の試合前に手渡され、同日の中日戦の全打席で使用。左中間二塁打を放ち、この試合も継続して使った。普段、長野が使うバットは、柔らかくしならせて打つことができるホワイトアッシュ製だが、背番号10のバットはメイプル製。硬い素材でできており、球に対し強い反発力を生む。昨年までも時折、素材の違うバットを使うことがあったが、「あれだけ打っている阿部さんのすごさにあやかりたかった」と今回は、開幕から猛打を続ける神バットの力を借りるためだと説明。期待通り3本の鋭い打球を放った。

 開幕から、長く苦しい期間が続いた。開幕5試合目で打率1割1分1厘まで落ち込み1割後半を推移。不調を脱するためホーム、ビジター問わず、全体練習前にブルペンや室内練習場で二岡打撃コーチと一緒にこもって打ち込んだ。速球に差し込まれないために下半身を使ったスイングを特訓。結果を求めて、地道に練習を続けた。

 復調の兆しを見せたが、課題はまだまだある。得点圏はここまで21打席で無安打。この試合も5回2死一、二塁、9回無死二塁でどちらも三塁ゴロに倒れた。3安打も「得点圏で打たないとね」と背番号7。持ち前の勝負強い打撃が戻ってきたときこそ、完全復活になる。(原島 海)

最終更新:5/7(日) 8:06

スポーツ報知