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ジョセフ日本・鹿尾、BKからFWへ二刀流デビュー

スポーツ報知 5/7(日) 7:03配信

◆ラグビー アジア選手権第3戦 日本代表29-17香港代表(6日・秩父宮)

 日本代表が香港代表を29―17で下し、3連勝で大会3連覇に王手。代表初キャップの鹿尾貫太(21)=東海大4年=が、試合中にBKからFWにポジションを変更する異例の二刀流デビューを果たした。右センターで先発し前半は2トライをアシスト。後半は両足などをつって退場したNO8・松橋周平(23)=リコー=に代わってスクラムに加わる活躍を見せた。

 21歳の鹿尾が、1粒で2度おいしいアピールに成功だ。代表戦では珍しいBK、FWでの二刀流デビューに、「ロッカールームでみんなにお祝いまでしてもらいました」と喜んだ。ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)からも「褒めたたえたい選手が1人いる。それは鹿尾だ」と、珍しく名指しで高評価を受けた。

 177センチ、88キロと小ぶりながら、指揮官に「日本で今一番のタックラー」と見込まれ先発入り。開始2分、相手防御裏へのゴロキックで先制トライを演出するなど前半にいきなり2トライをアシストした。ところが後半、本人も「いきなりで動揺した」というスクランブル布陣を命じられた。

 1トライ1ゴールで追いつかれる24―17での後半32分。NO8・松橋が足をつって退場しFW1人が足りなくなるまさかの事態に。ベンチの指示で左フランカーの位置に入り「初めて」のスクラムに3度、加わった。同期の左プロップ・三浦に「余計なことするな」と素人扱いされながら、「タックルだけに専念しました」と仕事を全うした。

 アンパンマン顔のムードメーカーは「先制トライのキックは立川さんと練習した成果が出た」。目標の2019年W杯代表入りへ「絶対、代表の座を奪う」と威勢が良かった。(小河原 俊哉)

 ◆鹿尾 貫太(しかお・かんた)1995年9月6日、福岡市出身。21歳。小2でラグビーを始める。東福岡高卒、東海大4年。これまでの代表歴は高校ジャパン、ジュニア・ジャパンを経て今年4月にフル代表の強化合宿に初参加した。家族は両親と妹。177センチ、88キロ。

最終更新:5/7(日) 7:03

スポーツ報知