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ドン底から再起、支えたのは超元気な犬 結婚式にも参列

sippo 5/6(土) 10:01配信

ドン底での出会い

「ジャックラッセルテリアと暮らしてみたい!」

 神奈川県在住の皆川智之さん(45歳)が、この犬に憧れを抱いたのは約14年前。その頃、皆川さんは人生の大きな“節目”にいた。

【写真特集】元気なジャックラッセルテリア「マイト」

「僕は沖縄で生まれ、両親と大阪に住み、29歳で夢を求めて単身上京しました。あるベンチャー企業に勤めたんです。でも数年で会社が傾き、退職に追い込まれてしまって」

 2002年、31歳の時だった。収入を失い、路頭に迷った。生活を立て直そうと模索するさなかに出会ったのが、3歳年上の利絵さんだ。東京・世田谷のアパートで同棲を始めたが、お金がないためデートは近場。動物好きな2人は、当時、二子玉川にあった「いぬたま・ねこたま」(動物とのふれあい型テーマパーク)によく出かけ、そこで「アトム」というジャックラッセルテリアに出会った。

「短足で不細工で、なつかないので不人気。でも強く惹かれ、何度もアトムに会いにいきました。その後、映画『マスク』に出演した犬に惚れ、『Say Hello ! あの子によろしく。』という糸井重里さんの愛犬が描かれた本を読んで、完全にロックオン(笑)。僕らもジャックラッセルと暮らしたいと話し始めたんです」

お出かけはいつも一緒

 犬と暮らすことを目指して働き、やっと生活も安定した。2006年10月、川崎市のペット可マンションに移り、同年12月、自分たちへの“クリスマスプレゼント”として、念願のジャックラッセルテリアを迎えることにした。

「ペットショップに2匹いたんですが、体が大きく売れ残りそうな子を選びました。『マイト』の名前の由来はダイナマイト。ドカンっと飛ぶように暴れるのと、彼女と最初に暮らした世田谷のアパート裏に、小林旭さんが住んでいたので、愛称“マイトガイ”からもらいました」

 マイトを迎えた翌年の春、皆川さんは利絵さんと故郷の沖縄で結婚式を挙げた。マイトも飛行機で連れて行き、式に参列させた。

「どん底に落ちた時は、数年後に結婚できるなんて、まして愛犬と一緒に挙式とは想像もしていなかったので、嬉しかった。僕らがマイトと暮らす決め手にもなった本『Say Hello! あの子によろしく。』も引き出物に入れました」

 ただ、元気の良さや個性的な性格は想像を超えていた。

「とにかく運動量が多く、活発で、見て見てという承認欲求が強くて、なんでも破壊する。小型なのに大型犬が好き。よくも悪くも期待以上のことをやらかす犬(笑)。チワワやミニチュアダックスなど小型の愛玩犬とは性質がまったく違う犬なのだと改めて気づかされ、そこからは”良い所“はもっともっと褒めて伸ばしてあげようと思うようになりました」

 休日には、山か湖のある長野、山梨、静岡県などに一緒に出かけた。キャンプをしたり、犬が遊べる施設に行ったり。マイトは山登りや水泳をとても楽しんだ。

「マイトは夜遅くまで一緒に焚き火に付き合ってくれる。でも眠くなったら勝手にテントにズカズカ入っていって寝袋に入りこんで眠るんです(笑)」

 子どもであり、相棒でもあるマイトと皆川さん夫婦は強い絆で結ばれた。

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最終更新:5/6(土) 10:55

sippo