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寂聴さん 30年記念の特別法話 5千人魅了/二戸・天台寺

デーリー東北新聞社 5/6(土) 11:21配信

 東北最古の名刹(めいさつ)として知られる岩手県二戸市浄法寺町の天台寺で5日、名誉住職・瀬戸内寂聴さん(94)が寺に入って30年の節目を記念した特別法話が開かれた。市内外から約5千人(主催者発表)が訪れ、ユーモアあふれる“寂聴節”に、境内は和やかな雰囲気に包まれた。

 寂聴さんは1987年5月5日に住職に就任。2005年6月に引退するまで、法話のほかに地域のイベントにも参加するなど、住民との関わりを深めてきた。

 その後名誉住職となり、春と秋の例大祭の一環として法話を実施。現在は本堂と仁王門の改修工事のため例大祭を中止しているが、今回は特別に法話を行った。

 今月15日に95歳を迎える寂聴さん。「死ぬことは怖くない。そろそろお迎えが来ると思うが、大きな船で“寂聴ツアー”として向こう側に行こうかなと。一緒に行きたい人はお乗せしますよ」と笑いを誘った。

 30年間を振り返り、「縁もゆかりもない場所だったが、天台寺に初めて来た時は何とも言えない高貴な空気を感じた」と回顧。寺周辺には墓も所有しており、「多くの人が来てくれるありがたさは、何物にも代え難い。私の魂はここにあり続ける。これからも天台寺を訪れてほしい」とメッセージを送った。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/6(土) 11:21

デーリー東北新聞社