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《ブラジル》安永幸柄さん優勝、日本へ=第50回日本民謡全伯大会=百寿の右田翁に驚きの声

5/6(土) 7:33配信

ニッケイ新聞

 ブラジル日本民謡協会(塩野彰会長)が先月30日、宮城県人会館で「第50回日本民謡全伯大会」を開催した。今年もパラナ州クリチバ、マリンガなど遠方地からも多くの会員が参加。約120人が出場し、歌声を競い合った。
 優勝は「道南口説節」を歌った安永幸柄さん(30、四世)で、第30代ブラジル代表として10月5日より東京・品川総合区民会館「きゅりあん」で開催される「平成29年度日本民謡民舞全国大会」出場の権利を勝ち取った。
 大会は来場者が集う中、午前8時半に開会した。最高齢参加者の右田守幸翁(100、熊本県)は会場に元気な声を響かせ、来場者を驚かせた。歌い終わった後には「普段からの練習の成果が出せた」と満足した表情で話した。
 07年に優勝した松田国子さん(79、山形県)は今回50周年であることを受け、「40年前の大会に母が出ていた。母が歌うのを聞いて私も民謡を始めた」と親子二代に渡る民謡との関りを感慨深げに話した。
 優勝した安永さんが民謡を始めたのはわずか2年前。優勝直後に「本当に信じられない」と興奮が冷め止まない。「日本で結果を残すために、まだまだ練習しなくてはいけない」と日本大会への意気込みを語った。
 塩野会長は「彼女の歌からは『日本に行くんだ』という強い気持ちを感じた。記念すべき50周年大会の第30代ブラジル代表として頑張ってほしい」と話した。
 各部門の優勝者は以下の通り(敬称略)▼壽年A(86歳以上)=永吉キヨ、同B(80~85歳)=菊池展子▼高年A(76~79歳)=小渕民雄、同B(70~75歳)=宮下二郎▼青壮年A(51~69歳)=海野初江、同B(15~50歳)=高山ハファエル▼少年少女A(11歳~14歳)=寺本エリ、同B(10歳以下)=末成ジャシントかおり、同グランプリ賞決定戦=寺本エリ▼優勝者A(90歳以上)=右田守行、同B(80~89歳)=小泉政雄、同C(71~79歳)=草野建壽、同D(70歳以下)=安永幸柄、日本全国大会出場者(ブラジル代表)=中島幸夫、ブラジル支部代表者決定戦=安永幸柄

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 日本民謡全伯大会で優勝した安永幸柄さんに、後日に話を聞くと「忙しくてまだ優勝の実感ができていない」とのこと。10月の日本大会まで毎月2、3回の大会や公演に出演する。彼女の恋人、玉那覇サダオさん(31歳、3世)が「彼女の歌はすごい」と褒め称えると、照れながら謙遜した。かと思えば、話が日本大会に移ったとき、「自分は大舞台でも楽しく歌えることがとりえ。日本でも自信を持って挑みたい」と実に頼もしい一言。好成績に期待したいところだ。

最終更新:5/6(土) 7:33
ニッケイ新聞