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総延長400キロのサイクルルート 畑、山、海… 北海道十勝の農村景観ふんだん

十勝毎日新聞 電子版 5/6(土) 14:12配信

 サイクルツーリズムの振興で観光地域づくりの推進を目指す「十勝サイクルツーリズム研究会」(会長・高橋清北見工業大学教授)が、十勝管内を巡る総延長400キロのサイクルルートを設定した。ルート名を「トカプチ400」と名付け、インバウンド(訪日外国人旅行者)を含む観光客誘致につなげていく考え。今年度は看板の設置場所などについて検討する。

 同研究会は2015年11月に発足した組織。帯広開発建設部を事務局とし、十勝管内19市町村や十勝総合振興局などの行政、観光団体などが会員として名を連ねている。

 同研究会では発足以降、サイクルルートを設定するための勉強会を4回、現地を実走するなどのワーキングを3回開催。3月9日に行われた4回目の勉強会では、それまでの意見を踏まえて、基幹となるサイクルルートとルート名を設定した。

 ルート名の「トカプチ400」は十勝の語源であるアイヌ語の「トカプチ」の後に、総延長の距離「400」を付けた。「トカプチ」の知名度をさらに向上させ、日本各地のサイクルルートと比較しても桁違いに長い総延長距離をアピールする狙いがある。

 ルートは畑や山、海など雄大で十勝らしい景観を入れることを重視し、北十勝と南十勝を8の字で結んだ形。北十勝は帯広駅を出発点とし、三国峠まで走行。南十勝は同じく帯広駅を出発後、中札内村を通って大樹町に向かい、大樹町から国道を通って帯広に戻る。北十勝が起伏やカーブがあり経験者に適したコースであるのに対し、南十勝は比較的平たんな道のりで、初心者でも楽しめるようになっている。

 ルート設定を終え、今年度は実際の運用に向けた看板設置や休憩施設、緊急時のサポート体制などについて検討を進める。作業の具体的なスケジュールは今後の勉強会を通じて決める予定。帯広開発建設部は「サイクルツーリズムを目的に世界各国から十勝に人が集まるように整備していきたい」としている。(中島佑斗)

十勝毎日新聞

最終更新:5/6(土) 14:12

十勝毎日新聞 電子版