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<我孫子女児殺害>元保護者会長を再逮捕 殺人、わいせつ容疑で 千葉県警捜査本部

5/6(土) 10:20配信

千葉日報オンライン

 千葉県我孫子市北新田の排水路脇で3月、ベトナム国籍の松戸市立六実第二小3年の女児=当時(9)=の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、我孫子・松戸東署合同捜査本部は5日、死体遺棄容疑で逮捕された同小の元保護者会会長、渋谷恭正容疑者(46)を、殺人とわいせつ目的誘拐、強制わいせつ致死の疑いで再逮捕した。捜査本部は殺害に至った経緯や動機などを追及する。

 再逮捕容疑は、3月24日、女児の自宅周辺で、女児を軽自動車に乗せてわいせつ目的で誘拐し、車内などでわいせつな行為に及んだ上、その頃、殺意を持って女児の首を絞めて窒息により殺害した疑い。

 捜査本部は先月14日、女児の遺体を我孫子市北新田の利根排水機場付近の排水路の橋の下に遺棄したとして、渋谷容疑者を死体遺棄容疑で逮捕していた。

 捜査本部によると、渋谷容疑者は同14日の逮捕以降、一貫して黙秘を続けている。再逮捕容疑については「供述を拒否します」と答えている。県警は自宅や押収した車などの鑑識作業を進め、収集資料の分析や現場の捜索・検証、女児の遺体の解剖結果などから、渋谷容疑者の犯行を特定した。

 捜査本部によると、渋谷容疑者は地域での見守り活動を通して女児と面識があり、車には声を掛けて誘い込んだとみられる。捜査本部からの再逮捕の連絡を受け、女児の父親は「はい、分かりました。ありがとうございます。言葉が見つかりません」と、感謝の言葉を述べたという。

 女児は修了式だった3月24日午前8時ごろ、松戸市六実5丁目の自宅を出て、約600メートル離れた小学校に向かったが登校せず行方不明に。学校は同8時40分ごろ、女児が登校していないと父親に連絡。父親は同11時半ごろ、近くの交番を通じて松戸東署に捜索願を出した。

 千葉県警はすぐに女児の行方を捜索したが見つからず、女児は26日午前6時45分ごろ、我孫子市北新田の排水路脇の草むらで死亡しているのが見つかった。自宅と遺棄現場は約10キロ離れていた。

 女児のランドセルと衣服などは、遺棄現場から約20キロ離れた茨城県坂東市の利根川河川敷で見つかっていた。

 一方、千葉地検は5日、渋谷容疑者の死体遺棄容疑についての処分を保留した。