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嫌われ者がアイドルに 巣箱すみ着き人気ヤマガラ食べたヘビ

カナロコ by 神奈川新聞 5/6(土) 9:01配信

 秦野市曽屋の自然観察施設「くずはの家」で、鳥の巣箱にすみ着いた1匹のヘビが人気を集めている。当初は巣箱のひなを食べた嫌われ者だったが、出入り口から顔を出す姿が「ちょっとかわいい」と、今ではアイドルのような存在になっている。

 巣箱は施設前にあるエノキの幹の高さ4メートルほどに設けてある。毎年、野鳥の子育ての場所になっているといい、施設は内部にカメラを置き、外のモニターで観察している。

 今年もヤマガラが3月9日から巣作りを始め、同25日に6個を産卵。4月14日に全てふ化した。職員や来場者は巣立ちを楽しみにしていたが、20日朝、モニターに映し出されたのは、腹を膨らませたアオダイショウとみられる体長1メートル以上のヘビの姿だった。

 「自然の摂理で仕方がないが、最初は棒でやっつけようという声もあった」と施設指導員の小泉俊江さん(69)。ただ、巣箱の穴から時折顔を出す仕草が愛らしいと人気に。小泉さんは「巣にはヤマガラが産卵のために作った寝床があり、居心地がいいようだ。来場者の反応も、怖いからつぶらな瞳がかわいらしいと変わっていった」と話す。

 こどもの日の5日も、大勢の家族連れでにぎわった。市内の男性会社員(44)は「怖いけれど、ついつい見てしまう」とうれしそう。小泉さんは「もう襲われないように、来年は(幹に巻いてあるビニール製の)ヘビよけを増やす」と言いながらも、「自然のヘビをこれだけ身近に観察できる機会もあまりない。もう少し、ここにいてほしい」と見守っている。

最終更新:5/6(土) 9:01

カナロコ by 神奈川新聞