ここから本文です

仏大統領選のマクロン陣営にサイバー攻撃-7日の決選投票前に波紋

5/6(土) 14:02配信

Bloomberg

7日のフランス大統領選の決選投票を控え、世論調査でリードするマクロン前経済相の陣営は5日夜、大規模なサイバー攻撃を受けたと発表した。

マクロン陣営の声明は、選挙活動が全て停止されるブラックアウト期間入りの直前に発表された。それによると、ハッカーが同陣営スタッフの個人および公式な電子メールアカウントから盗んだ文書を、偽造された他の文書と混ぜ合わせて流出させたという。同陣営は、リークされた文書が示した活動は全て合法的なものだと指摘した。

フランスの選挙運動監視全国委員会はメディアに対し、リークされた情報の詳細を報道するのを控えるよう要請した。決選投票はフランス本土で7日午前8時(日本時間午後3時)に始まり、集計結果は同日午後8時から出始める。

世論調査ではマクロン氏が極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補に24ポイントリードしているが、ルペン氏が番狂わせの勝利を収めた場合、60年にわたる欧州統合の動きが反転しかねないため、投資家は注視している。マクロン氏が勝利すれば、フランス最年少の大統領が誕生し、英国の欧州連合(EU)離脱や米国のトランプ政権誕生に代表されるポピュリズム(大衆迎合主義)のうねりにフランスが抵抗したことを示す。

各候補はブラックアウト期間中に選挙活動を控え、集会やインタビュー、世論調査の公表は7日午後8時まで一切禁じられる。

マクロン陣営が、出回っている情報に偽情報が混在していると説明したのに対し、ルペン氏の側近、フロリアン・フィリポ氏は、メディアがマクロン氏を徹底的に追及するのを回避してきた可能性があると主張。「調査報道が意図的に葬ったことをリークは暴くだろうか。恐ろしい民主主義の挫折だ」とツイートした。

原題:Macron Campaign Hacked as France Prepares for Sunday Election(抜粋)

John Fraher

最終更新:5/6(土) 14:02
Bloomberg