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「アジア開銀総裁の方がエキサイティング」-黒田総裁が思わず本音

Bloomberg 5/6(土) 18:46配信

「アジア開発銀行の総裁職の方が日銀総裁よりエキサイティングだった」-。4年に及ぶ異次元緩和にもかかわらず、2%の物価目標が依然として遠いことに業を煮やしたのか、日本銀行の黒田東彦総裁が思わず本音を漏らした。

発言が飛び出したのは6日、横浜で開催中のアジア開銀(ADB)総会の関連行事として日銀が主催したセミナー。日銀総裁であることはADB総裁であるよりも難しいか、との質問に答えた。黒田総裁は2005年から13年までADB総裁を務めた。

その上で、黒田総裁は「確かに、中央銀行の仕事は時に、途上国へのファイナンスより複雑で難しいかもしれない」と発言。2%の物価目標に向けて、「もがいているとは言わないが、ベストを尽くしている」とも語った。

13年4月に量的・質的金融緩和を導入して4年が経ち、消費者物価指数(除く生鮮食品)は依然として0%近辺にとどまっている。黒田総裁の任期は来年4月。物価目標2%の達成は18年度ごろとしており、任期中の達成は絶望的となっている。

Masahiro Hidaka, Keiko Ujikane

最終更新:5/6(土) 18:46

Bloomberg