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【WEC】トヨタ、1-2フィニッシュ!次戦ル・マン24時間レースへ/第2戦スパ

TopNews 5/7(日) 9:09配信

5月6日(土)、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャン6時間の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDが接戦を制し、1-2フィニッシュを飾った。

■TS050 HYBRID #7号車:(小林可夢偉、マイク・コンウェイ)
決勝: 2位、173周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(1分57秒722)

■TS050 HYBRID #8号車:(中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン)
決勝: 1位、173周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:4番手、最速ラップ(1分58秒039)

■TS050 HYBRID #9号車:(ステファン・サラザン、国本雄資、ニコラス・ラピエール)
決勝: 5位、171周、ピットストップ7回、スターティンググリッド:3番手、最速ラップ(1分58秒020)

TOYOTA GAZOO Racingにとって今年のスパ6時間レースは、幸運と不運が混在したレースとも言える内容だった。レース結果は、TS050 HYBRID #8号車が優勝、#7号車が2位に入り、TOYOTA GAZOO Racingにとって上出来のレースだった。

しかし、#8号車と#7号車は、フルコース・イエローのタイミングが少しずれていれば、その順位が入れ替わっていたかもしれないレースだった。3台目の#9号車は5位でゴールした。

■トヨタ、ポルシェと競り合う

レース序盤はポールポジションのポルシェがリード、セバスチャン・ブエミの#8号車とマイク・コンウェイの#7号車がそれに続き、プレッシャーをかけ続けた。そして早くも10周目、#7号車がポルシェを抜いて首位に立ち、その3周後には#8号車も2位に上がった。

■3台目の9号車、国本がレースデビュー

ニコラス・ラピエールのドライブする#9号車はスタート直後の第1コーナーでポールポジションのライバル車の内側に飛び込んだが、止まり切れずにコースを外れ、大回りしてレースに復帰。

その後ラピエールは猛烈な追い上げでポジションを挽回、2スティントを走り切って48周目に国本雄資にバトンタッチした時には、5位に返り咲いていた。

ドライブを引き継いだ国本にとればTS050 HYBRIDによるレースは初めてだ。加えて初めてのスパに手こずりながらも、周回を重ねるにつれてペースを上げる走りを見せ、チーム関係者の安堵を誘った。

■小林可夢偉、トップを快走するが・・・

序盤のトップグループの戦いは熾烈を極めたが、レースが半分を消化した午後5時半、小林可夢偉の駆る#7号車が2位以下に大きく差をつけて首位を快走。28秒遅れてアンソニー・デビッドソンの#8号車、さらに22秒遅れてライバルの#1号車が続いた。#7号車は公式練習から好調にセッティングが決まり、ホセ・マリア・ロペスが抜けた2人のドライバーでの戦いとなったものの、小林もコンウェイも疲労の色も見せず快調にトップをひた走った。

しかし、レースはその後に他車のクラッシュから提示された2度のフルコース・イエローで劇的な変化を見せた。その影響を受けたのは#7号車だった。#7号車はイエローコーションが出る前に2度ともピットストップを済ませており、イエローコーションが出てからピットインをした#8号車を初めとするライバル達に対し1分にも達する大きなタイムロスを被ることとなってしまった。

その結果、レース終盤になって#8号車がトップを独走することになり、#7号車は後方でポルシェと激しい2位争いを展開。しかし、その後小林の駆る#7号車は競り合いを制して2位に上がり、#8号車を猛追した。そして、最終ラップ、#7号車は、1秒9差まで#8号車を追い詰めた。

#8号車にとれば幸運の、#7号車にとれば不運のフルコース・イエローであった。しかし、TOYOTA GAZOO Racingとしては2014年のWEC上海戦以来の1、2位獲得。2012年にWECに参戦し始めて以来13度目の勝利となった。#9号車の国本は、周回遅れをかわすのに苦労したが、サラザンとラピエールから多くを学びながら目標の完走を果たし、5位に駆け込んだ。

■次戦はいよいよル・マン24時間

次戦、6月17日(土)~18日(日)に開催されるWEC第3戦ル・マン24時間レースは、TOYOTA GAZOO Racingにとって様々な思いが募る伝統のレースだ。6月4日(日)の公式テストデーを経て、優勝を目指したル・マン24時間レースに挑む。

■佐藤俊男 TOYOTA GAZOO Racing代表:

「ドラマチックで劇的なレースでした。今日のレースはファンの皆様にもご堪能頂けたでしょうか。ライバルとの幾度もの激闘の末に勝ち取った勝利をとても嬉しく思っています。

フルコース・イエローで二度もリードを失った#7号車にとっては、大変残念な内容でした。耐久レースではしばしば起こることですが、マイク、可夢偉と#7号車のスタッフには失望感が残る結果だったかもしれません。#7号車は間違いなく今日の最速車両であり、全くミスの無い戦いでもありました。

対して、#8号車は、運も味方につけて素晴らしい結果を上げてくれました。決してあきらめない彼らの姿勢がこの成果をもたらしたものと思っています。

また、ロー・ダウンフォース仕様の#9号車からはル・マンに向けて様々なデータを得ることが出来、技術的な視点からも重要な成果が得られたレースでした。次戦ル・マン24時間レースは、我々にとって最大の目標であり、レースまでは限られた時間となりますが最後の仕上げに全力を尽くしていきます」。

最終更新:5/7(日) 9:16

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