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得られぬ結果…出場権残り6戦、石川遼の正念場

5/7(日) 8:06配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 3日目(6日)◇イーグルポイントGC(ノースカロライナ州)◇7471yd(パー72)

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日没順延で持ち越されていた第2ラウンドの1ホールを終えた石川遼は、通算12オーバー149位で予選落ちした。公傷制度を使って出場している今季。フェデックスカップポイントの積み上げが必要だが、決勝ラウンドに進んだのは直近5試合で1度だけ。厳しい現実に直面している。

紛れもない惨敗だった―。棄権した選手を除き、順位は下から3番目。前日10番(パー3)で5パットのトリプルボギーを喫するなど精彩を欠いた。第2ラウンドは「80」。前々週「バレロテキサスオープン」の最終ラウンドでの「82」に続く大たたきとなった。

前々週から改めて決意した1Wを基軸として攻めるゴルフ。追い上げの求められた前日の出だし1番でミスをした。ティショットを右に大きく出してロストボール。ノンプレッシャーの練習場では鋭い打球を連発するからこそ悔しい。周囲からは「この球が試合で出てくれれば…」と願うような声も聞こえた。

2日間でフェアウェイキープ率は39.29%。「日本で石川遼はドライバーを使わない方がいいって言われることもある…」。自らそうつぶやいたこともある。

プロである以上、結果が何よりも重要だ。理想は、1Wを使って結果を残したい。だが、1Wが足を引っ張っているのが現実だ。その狭間にいる石川は言った。
「武器ではないし、得意とも言えないけど、やっぱり自分のゴルフはドライバーで組み立てるものだと思う。そこから逃げてしまうと何も残らないし、少しスコアを出せても、先が絶対にないって気づいた。結果(につながるまで)は時間がかかるかなと思うけど、毎日最大限の努力をしたい」。

前日、6番のティショットを放った瞬間に石川は1Wを手放した。大きく悔しがるシーンの少ない石川にとって、珍しい場面だった。しかもフェアウェイをとらえていた。「もしかしたら(今のショットも含めて)ボールを当てにいってしまっているか?」。

練習場では、主に意識するのはクラブの軌道だ。「(練習では)弧だけを意識して、ボールを打ちにいっていない。でも試合だとボールに当てようという意識がある。練習場でしていないスイングが出ていた。その意識が技術的なミスにもつながっているのかもしれない」。

続く7番では290ydを飛ばす会心の当たりで、フェアウェイをとらえて初バーディに結びつけた。この1つで全てが解決するわけではなく、楽観的に手ごたえだけを見つめているわけでもない。「忘れて前向きに、とは行けない。改善する部分は必ずある」。

フェデックスカップポイントは加算なし。出場権を持ち越すには、残り6戦で218pt(現在181pt)を稼ぐ必要がある。次戦は2週後の「AT&Tバイロン・ネルソン」だ。「先のことは分からない。でも、僕は米国ツアーでやっていきたい。こういう苦しい時期はある。何を考えて、自分とどれだけ向き合えるかだと思っている」。後戻りはできない。もがくしかない。(ノースカロライナ州ウィルミントン/林洋平)