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鯖街道の情報発信、村田館が登場 料亭創業者の生家を改修

5/7(日) 9:49配信

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 福井県若狭町熊川宿にある京都老舗料亭「菊乃井」創業者の生家の改修工事が完了し6日、現地でオープニング式典が開かれた。御食国若狭と鯖街道の歴史や食文化を紹介する施設「村田館」として町が整備を進め、観光客に情報発信する。
 
 菊乃井は1912年に故村田寅吉氏が創業し、現在は3代目の村田吉弘氏が継承している。村田吉弘氏は「日本食文化の世界無形遺産登録に向けた検討会」の委員として、「和食」のユネスコ無形文化遺産登録でも大きなけん引役を果たした。
 
 生家である古民家は1893年に建築。木造平屋建てで、延べ床面積41平方メートル。町が国の地方創生加速化交付金を活用し整備した。総事業費は786万円。施設は村田氏から町が無償で借り受け管理する。
 
 村田館では、京の食文化を支えてきた鯖街道の役割や宿場町として発展した熊川宿についてパネルで説明。熊川葛(くず)、梅干し、ウナギ、サバなど豊かな若狭の食材も写真とともに、旬の時期や料理を紹介している。熊川宿への思いを話す村田氏のビデオ映像も流れている。
 
 式典には森下裕町長や村田氏ら関係者約50人が出席。森下町長は「多くの交流人口を迎えて活力ある熊川宿にしてほしい」とあいさつ。村田氏は「ここには日本の原風景が残っている。たくさんの観光客に来てもらってこの雰囲気を味わってほしい」と話した。「村田家のあゆみと食文化について」の演題で講演も行った。