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防災へ気持ち新た つくば・北条地区、竜巻の復興市に3000人

茨城新聞クロスアイ 5/7(日) 4:00配信

5年前に竜巻の大きな被害を受けたつくば市北条地区の商店街で6日、「復興春の北条市」が開かれ、家族連れなど約3千人の人出でにぎわった。通りが歩行者に開放され、市内外の約40店が出店。運んだ水の量を競うバケツリレー競争で、災害から立ち直った姿をアピールし、防災への気持ちを新たにした。

5人一組でバケツの水を運ぶバケツリレー競争が竜巻の被害を忘れずに防災意識を高めようと開かれた。12チームが参加し、つくば市北消防署チームが優勝した。五十嵐立青市長は参加者らに「竜巻は防ごうとしても防ぐことができない。地域のつながりを強くして、いざというときに支え合える関係をつくることが大事」と話した。

イベントを主催する北条街づくり振興会の坂入英幸会長(67)は「一つの節目を迎えた。まちは復旧し、竜巻の傷跡はほとんど残っていない」と5年間を振り返り、「商店街は高齢化している。若返りの対策を講じて、いつまでも元気な北条にしたい」と前を見据えた。竜巻に見舞われた午後0時46分には、犠牲になった当時中学3年の男子生徒を悼んで1分間の黙とうがささげられた。

竜巻は2012年5月6日午後0時35分ごろ、常総市内で発生し、つくば市北部までの約17キロを移動。同地区は国内観測史上最強クラスの竜巻に襲われ、死者1人、負傷者37人、建物損壊約1100棟の被害を受けた。  (高阿田総司)

茨城新聞社

最終更新:5/7(日) 4:04

茨城新聞クロスアイ