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新人の“おかしな言動”どう修正する? 東京・新宿で聞いた

日刊ゲンダイDIGITAL 5/7(日) 9:26配信

「新人の電話対応がなっていなくて……」

 新年度が始まってひと月あまり。新人を受け入れた現場では、研修が進む。そんなときによく聞かれるのが、彼らの対応のまずさ。どんなケースがあるか。東京・新宿で声を拾った。

「名前も名乗らずにいきなり『代表者さんいますか?』とかかってきた電話がありました。社名と名前を尋ねたら、すごく慌てていたので、間違いなく新人でした」(35歳・メーカー)「ウチの新人は、得意先への電話で『御社』と『弊社』を混同。聞いてるこちらが恥ずかしくなった」(44歳・広告)

 よくそれで入社試験の面接をクリアできたと感心するが、先輩の不満はまだまだ続く。

「新人にFAX送信を頼んだら、そもそもFAXを知らなかったらしく、イチから説明するハメになった」(36歳・印刷)

 次からそつなくこなしてくれればいいが、笑うに笑えない困ったチャンもいるようだ。

「去年の新人は常にカタカナまじりのラインで連絡をよこした。たとえば『今日はチョッキします』と送ってきたとき、なぜカタカナなのか確認したら、『直帰』という漢字を知らず、愕然とした」(29歳・不動産)

「かかってきた電話を、新人に取るように頼んだら、『えっ、僕宛てですか?』と驚かれまして……」(40歳・メーカー)

 思わず脱力してしまうだろうが、「そんなことも知らないのか」と怒鳴りつけてはダメらしい。どう接するのか。

「最近の家庭は、『叱って育てる』ことが少なくなっていますし、他人が他人の子を叱ることはまずありません。新人は叱られることに不慣れで、少しの注意でも『激怒された』と萎縮してトラブルになるケースもある。『分からないのが当たり前』と割り切ってイチから教えるしかありませんよ」(58歳・海運)

 その傾向は、学歴が高いほど強まるという。

「高学歴な子ほど、家庭や塾で懇切丁寧な教育を受けているため、何事にも受け身の傾向があるのです。新人が分かっていなさそうな振る舞いをしたときは、上司や先輩から声を掛けるようにしています。一度アドバイスすれば、きちんと処理できることがほとんどですから」(50歳・金融)

 ジェンダーフリーで育った新人は、男女の扱いで差をつける上司は「理解がない」「女子社員をひいきするタイプ」と烙印を押すという。上司は、自分たちの常識を当てはめず、温かい目で見守るしかないようだ。

最終更新:5/7(日) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL