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金沢、ノーシードから全試合2ケタ安打で13年ぶり20度目V

スポーツ報知 5/8(月) 7:59配信

◆春季高校野球石川県大会 ▽決勝 金沢5-1星稜(7日、石川県立)

 ノーシードの金沢が、昨年大会優勝の星稜を5―1で下し、2004年大会以来、13年ぶり20度目の優勝を果たした。1回に5番・森下恋太郎(こいたろう、2年)の左翼場外2ランなどで3点を先制。今大会チーム打率3割5分の強打で、最速149キロ右腕・清水力斗(3年)ら星稜投手陣に15安打の猛攻を浴びせた。星稜は、2回から登板した金沢・大筆一輝(2年)に8回1失点に抑えられるなど、打線が沈黙。2年連続20度目のVを逃した。

 金沢がプロ注目の清水を攻略し、ノーシードから頂点に上り詰めた。1回に4番・尾形裕太郎(3年)の左中間二塁打で先制すると、5番・森下がインコースのスライダーをたたいて左翼場外に2ラン。「真っすぐを待ちながら変化球に対応した。打った瞬間、『(場外に)いく』と思った」と会心の一撃を振り返った。

 県王者に返り咲くため、万全の対策で臨んだ。星稜の清水、日本航空石川の佐渡裕次郎(3年)の両エースを徹底研究。岩井大監督(47)は「清水のストレート、佐渡のスライダーを打たないと勝てない」と、マシンを150キロに設定して練習するなど「振り負けない打撃」を目指した。準決勝では佐渡から8点を奪い、決勝では清水を4回途中でマウンドから引きずり下ろした。主将の入谷直希(3年)は「速球にもスライダーにも目が慣れていた」と練習の効果を実感していた。

 今大会では1回戦から決勝まで6試合すべてで2ケタ安打を達成し、チーム打率は3割5分を誇る。中でも、「恋太郎」という印象に残る名前の森下は、準決勝、決勝で場外に放り込むなど今大会3本塁打を記録。2年生ながら、高校通算12本とハイペースでアーチを量産している。

 171センチ、80キロと小柄で「ウェート(トレーニング)の数値もチームトップではない」と破壊的なパワーがあるわけでもないが、「バットの軌道を上からかぶせるイメージで強い打球を意識したら、バットがボールの下に入って長打が出る」と極意を語った。

 金沢は星稜とともに、北信越大会(6月3~6日、新潟)に出場する。「名前の由来は知らないが、みんなにすぐ覚えてもらえる」という恋太郎は「北信越でも優勝して、夏に向けてやれることをやっていきたい。将来はだれからも怖がられるバッターになって、高校通算50本塁打を目指したい」と目を輝かせた。(勝田 成紀)

 ◆森下 恋太郎(もりした・こいたろう)2001年3月16日、金沢市生まれ。16歳。小学2年で米丸クラブで野球を始め、高岡中時代は白山シニアでプレーし、中学3年時に4番・一塁手として全国4強。趣味はロードバイクでのサイクリング。171センチ、80キロ。家族は両親。

最終更新:5/8(月) 8:30

スポーツ報知

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