ここから本文です

15年高松宮記念覇者の香港短距離王・エアロヴェロシティが引退

スポーツ報知 5/8(月) 6:03配信

 2015年に高松宮記念を制覇した香港のスプリント王、エアロヴェロシティ(セン9歳、ポール・オサリバン厩舎)が引退することが7日、分かった。オーナーのダニエル・ヤン氏が明らかにした。

 7日の香港G1・チェアマンズスプリントプライズを引退レースに予定していたが、4日のバリアトライアル(地方競馬の能力検定に似た実戦形式の調教)の直後に右前肢ハ行の症状が見られ、経過観察していたが6日朝にレースの除外が発表。そのまま引退することが決まった。

 エアロヴェロシティは父Pins、母Exodusで、2008年にニュージーランドで生産された。ニュージーランドで1戦1勝のあと、香港に移籍し、14年の香港スプリントでG1初制覇。翌15年には高松宮記念、シンガポールのクリスフライヤー国際スプリントを制覇。1シーズン中に3つの異なる地域でG1を3勝する偉業を達成した。昨年は高松宮記念連覇を目指して来日したが、直前にせん痛を発症して回避。同年12月の香港スプリントでは1年半ぶりのG1制覇を飾り、復活した。

 ヤン氏は「高松宮記念、香港スプリントと応援してくださった日本のファンの皆さんに感謝申し上げます。ラストランに姿を見せられなかったことは、私も家族も残念でなりません。しかし、エアロの健康を考えると冒険はできませんでした。エアロは幾度となく故障に打ち勝ち、闘争心に満ちた馬でした。このような馬と出会えたことは生涯の誇りです」と引退を惜しんだ。

 同馬を管理するポール・オサリバン調教師の実弟で、1989年にジャパンCをホーリックスに騎乗して制覇したランス・オサリバン氏も、ラストランを見るために香港に駆けつけていた。Pオサリバン師は「エアロは私と厩舎に多くの栄光をもたらしてくれたスーパーホースでした。ラストランで有終の美を飾らせてあげたかったのですが…」と無念さを隠しきれなかった。

 この後は豪州・シドニーのマスコカファームに移動し、引退生活を送る。同ファームは香港の大手オーナー、デヴィッド・ボーム氏が所有。エアロは2013年チャンピオンズマイルなどを制覇した同氏の所有馬ダンエクセルなどとともに余生を過ごす。

最終更新:5/8(月) 6:03

スポーツ報知

スポーツナビ 競馬情報

重賞ピックアップ