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山梨学院、初接戦もなんの圧巻V

スポーツ報知 5/8(月) 8:13配信

◆春季高校野球山梨県大会 ▽決勝 山梨学院5-3駿台甲府(7日、YBS球場)

 山梨学院がノーシードから勝ち上がった駿台甲府を5―3で下し4年ぶり4度目、昨夏から県大会3季連続優勝を決めた。6回2死二塁、1番・中尾勇介左翼手(2年)の中前適時打で勝ち越すと8回にも2点を追加。共に10安打を放ちながらつなぐ打線で着実に加点し反撃を封じた。両校は20日に茨城で開幕する関東大会に出場し、山梨学院は21日に高崎健康福祉大高崎(群馬2位)対石岡一(茨城4位)の勝者と、駿台甲府は20日に前橋育英(群馬1位)との初戦に臨む。

 2―2の6回2死二塁。山梨学院の1番・中尾勇介が振り抜いた打球は、勝ち越しの中前適時打に。今大会が公式戦デビューの中尾は「1番の責任を大事なところで果たせたのはうれしい」。昨夏、秋と県大会を連覇した強力打線は今春、さらに厚みを増した。

 吉田洸二監督(48)は今大会を“教育リーグ”と呼び、時には昨夏の甲子園メンバーを控えに回してでも出場機会を与えてきた。初戦から4戦連続コールドで迎えた決勝は、今大会初の接戦。駿台甲府の先発右腕・相沢優輝は120キロに届かない緩いボールが持ち味。指揮官は「うちが打てないタイプ」と話したが、0―1の3回1死二、三塁から3番・栗尾勇摩にスクイズをさせる“奇策”であっさり同点に。強さだけでなく、その幅を広げたことで攻撃にしたたかさが加わった。

 背番12の山本瑞基捕手はこの日途中出場でマスクをかぶった。3回戦の身延戦では3ランを放つなど攻守で活躍し、正捕手の五十嵐寛人に負けない存在感をアピールした。投手陣はこの日、延べ7人が登板。吉田監督は“新戦力”を探る一方、9回に一度降板させた左腕・吉松塁を2死から再登板させるなど、今までない采配でエースの責任を突きつけた。

 「勝負の夏に向け、関東大会でいい緊張感の中、また試合ができるのはありがたいですね」と吉田監督は3年ぶりの舞台を通じ、夏に向けた勝利の方程式を探し続ける。吉松は「春は夏へと続く通過点。チームも自分もチャレンジ精神を持ち、向かっていきたい」。2年連続夏の甲子園に向け、3季連続王者の山梨学院が進化を続ける。(大津 紀子)

最終更新:5/8(月) 8:13

スポーツ報知