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人気女性タレントが「性教育」に向きあう深い理由

5/7(日) 10:50配信

BuzzFeed Japan

女性の本音をハキハキと語るタレントのSHELLYさんは、2016年に第一子を出産した母でもある。現在、MCを務める番組では不妊治療やセクハラ、そして性教育まで取り扱い、ドキリとするような単語が飛び交う。女性タレントとしてリスクはゼロではない。私生活も仕事も順風満帆に見える彼女は、なぜ、“過激なニュース“を発信するのか? あるひとつの質問から見えてきた――。【BuzzFeed Japan / 嘉島唯】

結婚してから最も多く聞かれる質問

「ちゃんと料理しているの?」

女性なら一度は聞かれたことがあるだろう。特に、結婚していれば。その時、なんと答えるのが正解なのか。SHELLYさんは、テレビという公の場で質問された際、こう返答する。

「料理なんてしないですよ。うちは夫がやってくれるので」

彼女は夫と分担しながら家事をこなしている(夫の方が掃除はうまいそうだ)。「料理なんてしない」と答えるのには、意図がある。

「ここで私が『その質問はおかしい』と反論しても、めんどくさいのでカットされるだけ。一方で『がんばって料理してます』と返したら、『男は仕事、女は家事』という先入観の色を濃くしているだけですよね。だから私は『料理しない』と答えて笑いをとります。そうすると『ダメだろ!』とツッコミがくる」

「それを見ている女性が、違和感をネットで発信したり、女友達同士で話し合ってくれればいい。だってこれって、結婚した男の人にはしない質問を、私が女だから聞かれているってことですから」

世間が持つ女性に対する先入観や思い込みを揺さぶる。それも、声高にNOと叫ぶのではなく、視聴者が思わずうなづいたり、ツッコんだりしたくなる方法で。

女の子は「恥じらい」を持ってないといけないの?

「日本の女性は抑圧されている」

多くの女性が持っているであろうこの思いを、SHELLYさんが最初に感じたのは小学生の頃だったという。アメリカンスクールに通っていたが、10歳の時に日本人学校へ編入した。

「私はガハハと笑ったり、あぐらをかいちゃったりするのですが、それがすごくコンプレックスでした。『女の子なんだから恥じらいを持ちなさい』と言われるから」

その言葉をいう相手は、SHELLYさんのことを考えての教育やしつけのつもりだったのだろう。でも、それは「女性らしさ」の押し付けであり、「抑圧」だ。

しぐさだけではない。例えば露出の高い服を着たり、性的な単語を発したりするだけで「恥じらいがない」「はしたない」と指をさす人がいる。

生理休暇の取得率が低いのも「恥じらい」が原因のひとつなのかもしれない。公の場で「生理」という単語を発するのは、恥ずかしいことなのだという思い込みがそこにはある。

「モラルや社会的常識は男女ともに必要。でも、女性だけが『恥じらい』という重い枷を持ち歩いていないといけないのでしょうか?」

実際、SHELLYさん自身、“ある助言“によって衣装に制限を設けていたそうだ。

「この仕事をするまで考えたことすらなかったのですが、私は胸が小さい方じゃないらしい。だから、どんな衣装のときも、必ず胸元をぴっちり抑えるベアトップを下に着ていたんです。27歳くらいまでかな…」

これもSHELLYさんを思っての助言だったんだろう。その言葉が重くのしかかった。

「テレビは不特定多数のご自宅にお邪魔するようなもの。だから、考えないといけないラインはあると思うのですが、『胸の存在感を隠してね』と軽く言われたときに、自分は負債を抱えているんだって思いました」

胸の存在感を消すだけでなく、女性らしいデザインの衣装もあまり着なかった。彼女の天真爛漫なキャラクターとの相性もあるが、ミニスカートですら数年前まで解禁しなかった。

しかし、今では「恥じらいを無視」するようになり、衣装の制限や所作のコンプレックスも薄くなったという。そのきっかけも、仕事だった。

「20代後半ですかね…バラエティ番組って本当に楽しいので、つい『ガハハ』って笑っちゃうんです。コンプレックスだったのに(笑)。でも、この笑い声を聞いて『あ、SHELLYが出ているんだな』って思っていただけるようにもなって。個性なんだなと認められるようになりましたね。誰かに認めてもらうってすごく大事」

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最終更新:5/7(日) 10:50
BuzzFeed Japan