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盗作疑惑、最低監督賞…『シックス・センス』監督M.ナイト・シャマランの復活話!

5/7(日) 10:10配信

dmenu映画

全米で3週連続No.1を飾った鬼才M.ナイト・シャマランの『スプリット』(5月12日公開)が間もなく日本でも公開されます。同作は、拉致された女子高校生3人の脱出劇を描いた恐怖と緊張と興奮が渦巻くサイコ・スリラーです。

【画像】シャマラン風味がまた復活、『ヴィジット』

前作『ヴィジット』(2015年)に続きヒットを飛ばしたシャマランですが、長らく低迷状態が続いていました。これまで何度か復活話はあったものの、いつも不発で終わっていた彼は、果たして本作で完全復活となるのでしょうか……? 紆余曲折の映画人生を振り返ってみます。

『シックス・センス』で一躍ハリウッドの寵児に

スティーブン・スピルバーグに憧れ、幼い頃からスーパー8カメラで自主制作映画を撮っていたというシャマラン。ブレイクのきっかけとなったのはサスペンス・ホラー『シックス・センス』(1999年)でした。

死者が見える少年コール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)と、ある事件から妻と疎遠になっていた小児精神科医マルコム(ブルース・ウィリス)の友情関係がドラマとしての味わいを醸し出しています。一方で、天才子役と称されたハーレイの見事な演技や、アクション俳優だったブルースを医師役に起用するなど話題性も抜群。本作で大ヒットを記録したシャマランは、一躍ハリウッドの寵児になりました。

そして再びブルースとタッグを組んだ『アンブレイカブル』(2000年)やメル・ギブソン主演『サイン』(2002年)など、手がけた作品が次々と興行的に成功します。斬新な設定やラストの大ドンデン返しは熱狂的な支持を受け、世界中にシャマランファン=“シャマラニスト”も誕生。ヒットメーカーとしての地位を確立していくのですが……。

『ヴィレッジ』の盗作疑惑と『レディ・イン・ザ・ウォーター』の不発

ストーリーの奇抜さや大物の起用で注目を集めたシャマランですが、『ヴィレッジ』(2004年)の盗作疑惑が報じられたことで一気に窮地に立たされます。同時に作品としても酷評の声が多く聞かれ、輝かしい経歴に陰りが見えてきます。

次に手がけた、彼が子供に語ったベッドタイム・ストーリーを原案にしたというファンタジー『レディ・イン・ザ・ウォーター』(2006年)でも、ご都合主義にも見える展開が不評を買い、散々な結果に陥ります。自作にたびたび出演する監督としても知られるシャマランですが、『レディ~』でカメオ出演の枠を超えて、キーパーソンとして登場したのもマイナスイメージを与えてしまったのでしょう。結果、その年の最低映画に賞を与えるゴールデンラズベリー賞「最低監督賞・助演男優賞(※シャラマン本人)」を受賞するハメになりました。

その後に製作した『エアベンダー』(2010年)が「最低作品賞・最低監督賞・最低脚本賞・最低助演男優賞・3Dの誤用作品賞」の5冠、『アフター・アース』(2013年)ではウィル&ジェイデン・スミス親子が「助演男優賞・主演男優賞」にダブル選出……とすっかりラジー賞の常連となってしまいます。この時期の作品は、以前のシャマランの持ち味を生かしたオリジナルストーリー……というよりファンタジー、SFなど、より大規模になったメジャー作品の制作環境で、物言う関係者の要望などから、彼が思うような映画が撮れなかったようです。

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最終更新:5/7(日) 10:10
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