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免疫力バランスを整える生活習慣を身につけるには?

5/7(日) 12:03配信

ベネッセ 教育情報サイト

アレルギーとは、一定の物質に対する身体の過剰な免疫反応のこと。ということは、アレルギー体質とはいろいろなものに対する免疫力が強すぎることなの…? と思われるかもしれません。実際には「アレルギー=免疫力が高すぎる」というわけではないようです。アレルギー体質の子どもが免疫力を上げるためにはどうすればいいのでしょうか?

大切なのは免疫力のバランスを整えること

先にも触れたように、アレルギーとは、身体が自分自身にとってよくないものが侵入した際、その物質に対する防衛反応のことを言います。ですが、例えば花粉を例にとっても、花粉が人の身体を病に陥れるわけではありません。本来、体に害のないものに対し、「害がある」と免疫システムが間違って把握していることが問題なのです。

つまり、免疫力の弱さや強さ以外のところで、免疫バランスが崩れている、あるいは混乱しているため、自分自身の身体を守るべきところを攻撃してしまっている、と考えましょう。

「免疫力を高めたほうがいい」という言葉の中には、免疫力のバランスを正しく整え、過剰反応を起こさない状態にする、という意味も含まれています。では、免疫力を高めるにはどのような生活習慣を身につければいいのでしょうか。

基本は昔から言われている3つのこと。「食事・睡眠・運動」です。十分な栄養と睡眠をとること、適度な運動をすること。次々と健康神話が現われる中でも、この見解はもう何十年も前から変化することがありません。

注目すべき最近の説とは?

では、それ以外のことで免疫力を高められる有効な方法はあるでしょうか。さまざまな説がありますが、ここでは2つの方法に注目しました。

◆身体を冷やさないこと

平熱が少し高いだけでも病気になりにくくなる、ということはよく言われています。免疫力も活発に働き、体内の血液や内臓の動きもよくなるからです。そのような観点から、身体を冷やさないことは非常に大切なのです。とはいえ、子どもに「いつも厚着をしましょう」というわけではありません。身体を冷やさないようにするポイントはいろいろあります。

・おしゃれ優先でおなかや腰を冷やす格好はさせない。
・真夏だからと必要以上に冷房の温度を低くしない。
・冷たい飲み物を大量飲むことは避ける(内臓の冷えにつながります)。
・きちんと朝ごはんを食べ、十分なエネルギーを蓄える。

以上の点に気をつけて生活するようにしましょう。

◆口呼吸になっている子どもは鼻呼吸ができるように

昨今、鼻呼吸の重要性はとても高いと言われています。人は日中生活している間や寝ている間、自然に鼻呼吸になるものなのですが、最近は事情が違います。アレルギーなどで鼻が詰まっていたり、筋力不足や歯並びの関係で口が開いてしまったりする子どもが増え、鼻呼吸のできない子どもが多いのです。

「うちの子はなんだかいつも口が開いている…」と思ったことはありませんか? 鼻呼吸をしたくてもしにくい状態になっているかもしれません。鼻呼吸がしやすいよう鼻づまりの症状を和らげることや、よく噛むことで口まわりの筋力を鍛えること、歯医者さんで歯並びの相談をすることなども考えましょう。

鼻呼吸のメリットは「害のあるものが体内に入りにくい」ということ。口呼吸では雑菌やホコリが直接口内の粘膜に張り付いてしまうことも多いのですが、鼻から入る空気は多くの鼻腔の中の毛に触れ、フィルターを通ってきたようにきれいな状態で肺に送り込まれるのです。また、口をしっかり閉じているため口の中や喉が乾燥しにくく、病原菌の繁殖を防ぐ作用が高くなります。

そのほか、免疫力を高める方法はたくさんあります。基本を守りつつ、うまく情報収集しながら子どもの免疫力のことを考えていきたいものですね。

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