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「見て」「やって」知るパラ競技の魅力 ~ノーリミッツスペシャル 2017 上野~

5/7(日) 20:47配信

カンパラプレス

 5月6、7日、上野恩賜公園竹の台広場では、パラリンピック競技の魅力を体感できる国内最大規模のイベントとして 「ノーリミッツスペシャル 2017 上野」が開催された。6日には、小池百合子東京都知事が「パラリンピアンに挑戦!五番勝負」に参加し、射撃や車いすテニスなどを体験した。7日には、Bリーグ所属のプロバスケットボールプレーヤーが登場し、車椅子バスケットボールの選手と対戦。シュート対決や2on2などで、会場を盛り上げた。さらにパラリンピアンによる走り幅跳びでは、世界レベルの跳躍に観客から大きなどよめきと拍手が沸き起こり、パラリンピック競技を楽しむ観客の姿が多く見られた。そのほか、東京2020パラリンピック全22競技のパネル展示や、ボッチャやゴールボール、ブラインドサッカーなどの体験コーナーもあり、会場は大きな拍手や笑い声に包まれていた。

Bリーグ選手が車椅子バスケに挑戦

 7日、ゴールデンウィークの最終日にふさわしい青空の下、メインアリーナでまず最初に行われたのは「車椅子バスケットボール Show Supported by B.LEAGUE」。Bリーグの東京エクセレンスに所属する長澤健司、泉秀岳、飛田浩明、石田剛規と、車椅子バスケットボールプレーヤーの村上直広、古澤拓也、鳥海連志、三宅克己が一人ずつ紹介され、それぞれの得意のシュートを披露しながら登場した。

 会場に用意された観客席は満員となり、立ち見が出るほどの賑わいの中、Bリーグの選手も車椅子に乗り、「チェアスキル」と言われる車椅子操作の難しさを体験。リレー競争では、車椅子バスケットボールチームには車椅子をバックさせて走ることに加えて、最終ランナーは2周するというハンデがあったものの、Bリーグの選手たちは初めての車椅子操作に苦戦し、バックでも全く苦にしない車椅子バスケットボールチームが余裕の表情で、先にゴールした。

 しかし、スリーポイント対決では、車椅子バスケットボールの村上、古澤が1本も入れることができなかったのに対し、プロの意地を見せたのが飛田だった。1本目は外したが、観客が手拍子で音頭を取る中、2本目はきれいに決めてみせ、沸き上がるスタンドにダブルピースで応えた。その後は、2on2や、3on4(車椅子バスケットボール選手3人に対し、Bリーグ選手4人)を行い、最後の車椅子バスケ選手同士の2on2では、試合さながらの迫力あるプレーで転倒シーンが続出。飛田も「まるで格闘技を見ているかのようだった」と、プレーの激しさに驚いていた。ゴール下での「ティルティング」(高さを出すために片方のタイヤを浮かせる)という車椅子バスケならではの技に、観客は目を釘付けにしていた。

 また、イベント中、司会者からマイクを向けられた車椅子バスケ選手が笑顔で「全然、余裕です」と発言すると、Bリーグ選手も「負けられない」と答えるなど、互いに火花を散らすトークサービスで会場を盛り上げ、観客を楽しませていた。

 試合後のインタビューでは、Bリーグ選手は「奥が深い競技だと思った」「(ゴールに向けての)風景がいつもとは違い、難しさを感じた」「動かせる範囲が限られている分、テクニックが重要な競技。その点は、自分のプレーにも生かせると思った」などと感想を述べた。一方の車椅子バスケットボール選手は、「さすがはプロ。車椅子に乗ってもシュートがうまい」「自分ももっと練習しなければいけないと思った」と語り、プロ選手から刺激を受けていた。そして互いに「同じバスケットボールとして、五輪もパラリンピックも盛り上げていきたい」と、2020年に向けて意気込みを示した。

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最終更新:7/14(金) 19:21
カンパラプレス