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北朝鮮はもう一度、核実験をやるのではないか?経済制裁で降参する国ではない

5/7(日) 15:21配信

AbemaTIMES

 アメリカを再び偉大にすると訴えて当選したトランプ大統領は果たして世界を迷走させる道化師なのか、それとも救世主なのか。

 トランプ大統領は就任100日を迎えた。500回ほどのツイートと、30以上の大統領令によって次々と“トランプ砲”を炸裂させてきた。しかし、就任100日時点で不支持率が支持率を上回った第二次世界大戦後初めての大統領という不名誉な事実もある。

 就任翌月の日米首脳会談では、安倍総理をフロリダの別荘に招待し、ゴルフを楽しんだ。27ホールを共にするという破格の待遇で、個人的な信頼関係も築いた。しかしその数時間後、北朝鮮は中長距離弾道ミサイル「北極星2型」を発射。アメリカ本土が射程に入るミサイルの脅威が顕在化した。ここから北朝鮮問題が激化する。

 3月7日付の北朝鮮・労働新聞はミサイル発射について「有事の際、在日米軍基地を攻撃する部隊が参加した」と報道した。安倍総理はトランプ大統領と電話会談し、「その(北朝鮮の)脅威は新たな段階になっていることを日米で確認した」との認識を示した。またトランプ大統領もツイッターに「北朝鮮は大変な悪事を働いている」と書き込んだ。金正恩氏殺害による北朝鮮政権転覆、いわゆる斬首作戦も選択肢の一つだといわれている。

 そして米軍特殊部隊「シールズ」、中でもオサマ・ビンラディン暗殺を担当した「Team6」が米韓軍事演習に参加した。さらに米中首脳会談の最中、巡航ミサイルでシリアを爆撃し、レッドラインを超えると先制攻撃も辞さないという本気度も見せて北朝鮮をけん制した。これは同時に中国に対して経済制裁を強化するように圧力をかけたものと考えられている。

 一方、北朝鮮は軍事パレードでアメリカ本土を核攻撃できるICBM(大陸間弾道ミサイル)を披露。さらに特殊部隊も初公開して軍事力を誇示した。

 軍事的な挑発を続ける北朝鮮に対して、米軍は原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海に展開して威嚇するが、北朝鮮は「いつ何時でも事前通告なしに我が軍が殲滅的攻撃をできることを肝に銘じるべきだ」と対抗の構えを崩さない。

 国際ジャーナリストの小西克哉氏は「米軍は朝鮮半島近海に軍事力を集中させているが、これは戦争をする時の兵力集中とは考えられない」と話す。さらに「こんなおもちゃを持っていますという情報を出して、メディアに餌を与えている状態。圧力というよりも、オバマ政権時とは違うということを示しているだけ」との見方を示した。

 そしてロシア軍が北朝鮮の国境付近に部隊を集結させていることも判明した。難民流入など、朝鮮半島の有事に備えているということなのだろうか。

 朝鮮半島の緊張が高まる中、トランプ大統領は、ブルームバーグのインタビューで金正恩氏との直接対話に言及した。トランプ大統領は「金委員長と会うことが私にとって適切であればもちろん会談する。実現すれば、光栄なことだ」と話した。

 北朝鮮に対し、圧力一辺倒に見えるトランプ大統領だが、実は金正恩氏を持ち上げるかのような発言が続いている。先月29日には、「金委員長はとても若い時に権力の継承に成功した。とても利口な人物だということは明白だ」と述べている。この態度の急変ぶりは、一体何を意味するのだろうか。

 小西氏はこのことについて「あまり深読みをすると見誤る。あまり深く考えてないというのが、私の考え」「彼のCBSのインタビューでの発言には、『子供のくせに』結構賢いというニュアンスが含まれていて、ちょっと上から目線」との見方を示した。

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最終更新:5/7(日) 15:21
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