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【WEC】開幕2連勝の中嶋一貴。「結果は結果。でも完全には喜べない」/第2戦スパ決勝

motorsport.com 日本版 5/7(日) 11:56配信

 WEC(世界耐久選手権)第2戦スパ決勝でTOYOTA GAZOO RacingのTS050の8号車が優勝を果たした。それに同僚の7号車が続き、トヨタは2014年WEC上海戦以来の1-2フィニッシュを達成した。

表彰式でのシャンパンファイトの様子。スタートと同時に舞台裏に回って姿を消してしまった小林可夢偉。7号車はコンウェイのみ参加した

 レースの序盤では7号車トヨタが抜群のレースペースを発揮し、レースをリードしていたものの、度重なるフルコースイエローフラッグ(FCY)のせいで、2台の順位は逆転。ラスト1時間で7号車をドライブした小林可夢偉は、ものの1秒差までセバスチャン・ブエミが駆る8号車を追い詰めたが、結局トップチェッカーを受けたのは8号車だった。

 8号車のクルーである中嶋一貴は、今回のレースを振り返った。

「タイヤチョイスが難しくて、選んだタイヤがちょっと合わなかった。硬いタイヤで行ったんですけど、ちょっと失敗だったかもしれません」

 開幕2連勝という素晴らしいシーズンスタートを切った8号車だが、そのクルー達は複雑な心境にあった。というのも、マシン面で言えば明らかに好調だったという7号車のクルー、小林とマイク・コンウェイを慮ってのことだった(ホセ・マリア・ロペスは、開幕戦シルバーストンでクラッシュした際に負った怪我の療養のため欠場していた)。中嶋はチームメイト同士で繰り広げられたラスト1時間のバトルについて、次のように語った。

「チーム内のことなんで、どっちがどうというのはなかったですけど、雨がポツポツ落ちてきたのを見て、大変そうだなと思いながらも見守りました」

「もちろん、最後は無理してバトルになることはないとわかっていたんですけどね。とにかく2台とも何事もなく帰ってきてくれればいいなと思っていました」

 中嶋は今回の勝利を手放しで喜ぶことができない様子。しかしこの勝利によって、ポイントリーダーでル・マン24時間レースを迎えることとなるのは確かだ。

「結果は結果なんで。でも喜んではないです。ただ、チームとしては良い結果なのは間違いないです。これもレースですね」

「あんまり運を使いすぎたくないな、というのが正直なところです。でも去年のスパでのエンジンのことを考えたら、スパもスパかなと思いますが」

「(この運が)ルマンでも残っていればいいなと思っています。クルマ的に見直さなきゃいけないところもたくさんあるので、ル・マンはル・マンでまた(アプローチが)違うと思います。なので、まずはテストで走ってみてですね」

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最終更新:5/7(日) 12:40

motorsport.com 日本版