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逆転のホークス不発、内川が一矢 もがく摂津に「あいつが投げるときは、という思いはずっとある」

5/7(日) 9:30配信

西日本スポーツ

 力投する同い年の右腕になんとしても報いたかった。その思いが4番のバットに乗り移った。3点を追う5回2死二塁。内川が反撃の中前適時打を放った。「摂津が粘り強く投げていたので、摂津のために打ちました」。二木のスライダーを一心不乱に振り抜いた。

【写真】お立ち台で内川にあごを握られ顔をくしゃくしゃにする上林

 昨年は4戦3勝、チーム打率3割1厘と打ち込んだ二木を相手に「あと1本」が遠かった。2回は2死一、二塁で上林が空振り三振。4回も2死満塁から高谷が空振り三振に倒れた。「真っすぐが良かったし、低めに来ていた。あれだけ低めに来ていると、そんなに打てない」。立花打撃コーチも脱帽した。そんな中で内川は4回に先頭で中前打。5回の適時打で1点を返し、連勝街道の中ですっかり板についた終盤での逆転劇に望みをつないだ。

 終わってみれば、自身のタイムリーによる1点で連勝は止まった。「いつも一緒の気持ちで打席に立てるようになりたい。出せる結果は走者がいようが、いまいが変わりない」。敗戦後の内川のコメントだ。どんな試合展開であれ、1打席に対する集中力が変わることはない。ただ、この日は特別な感情を抱いていたのも確かだ。今年35歳になる摂津とは同い年。2011年のFA移籍後、投打は違えど、ともにチームの柱として苦楽をともにしてきた自負がある。「あいつが投げるときは、という思いはずっとあります。他の投手のときもそうだけど、(摂津は)特に年も同じだし。僕が(ホークスに)来る前からずっとやっているし」

 この日の2安打で通算2000安打へ、残り64本。開幕から安定した打撃を続けているが、摂津は3戦未勝利ともがいている。「この歳になると、いろいろ考えることも多くなる。そんな中で懸命にやっている姿を見ると俺も頑張らないとという思いにもなる。勝ちをつけたかったけど、できなくて残念」と続けた。

 内川の一振りだけで打線は小休止。逆転での白星を連ねたこの5試合、計11本塁打の“花火”を華々しく打ち上げたが、この日に限れば、ロッテの決死の投手リレーに屈した格好だ。きょう7日は再び打線爆発でホークスの黄金週間を締めくくる。

=2017/05/07付 西日本スポーツ=

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