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東海大が春季大会で早大を圧倒! 日本一のスクラム目指し、はやくも威力発揮

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン) 5/7(日) 23:16配信

 セットプレーを制圧し、ブレイクダウンをめくり上げ、ディフェンスで厳しく体を当てて食い込む。シンプルでごまかしのきかない部分だからこそ、この部分の差はダイレクトにスコアの差に表れる。シーズンの初戦で、早大を67-29と圧倒。昨季の大学選手権で王座に肉薄した東海大が、順調なスタートを切った。

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 5月7日、早大上井草グラウンドでおこなわれた関東大学春季大会。
 前半はハイパント処理にもたつき相手BKに走られる場面も多かった東海大だが、後半は完全に主導権を掌握した。とりわけ猛威をふるったのはスクラムだ。ボールインと同時に早大パックを粉砕するような猛烈な押しで、たびたびペナルティを獲得。タッチキック→ラインアウトモールというパターンから、何度もチャンスを作り出した。前半は綻びる場面があったディフェンスもハーフタイムできっちりと修正し、ターンオーバーから一気にトライまでつなげるシーンが見られるなど、チームとしての取り組みの成果を示した。

 前半は22-22とイーブンでの折り返しだったが、後半はトライ数7対1と圧倒して快勝を収めた東海大。キャプテンのFB野口竜司、PR三浦昌悟、CTB鹿尾貫太の3人を日本代表に送り出し、肩を手術したWTBアタアタ・モエアキオラも欠く布陣ながら、真っ向勝負で堂々と相手を押し切る安定感抜群の戦いぶりは、今季のチームの底力と可能性を随所に感じさせた。「アタックに関してはまだ全然突き詰めていない段階ですが、ディフェンスとセットプレーにこだわってやってきました。特にスクラムは『日本一のスクラムを組もう』と取り組んできて、そこをやり切れたのは自信になる」とは、この日ゲームキャプテンを務めたFL藤山裕太朗。木村季由監督も、「個々を見るとまだ判断をできていないプレーがありますが、落ち着いて修正できていたところもあった。ゲームでしか得られないものを経験して、練習で改善して、というサイクルで進めていければいいかなと思います」とここまでの歩みの手応えを口にする。

 一方、敗れた早大の山下大悟監督は、「セットピースの崩壊がすべて。スクラムはウチの強みにしていくと言っている部分なので、そういう意味では今までのどの試合よりも重い敗戦」と険しい表情。もっとも、自分たちの形で攻めた時はトライを取り切れたし、先発した3人の1年生(FL丸尾崇真、NO8下川甲嗣、WTB古賀由教)はいずれもルーキーとは思えぬほど堂々たるプレーを見せた。「度胸があるし、早めにこのレベルを体感してほしかった。戦力として期待しています」(山下監督)。若い選手が多いチームだけに、ここからの成長が楽しみだ。

(文:直江光信)

最終更新:5/7(日) 23:16

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン)