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小池都知事の戦術は?豊洲移転問題はどのように決着するのだろうか

AbemaTIMES 5/7(日) 15:32配信

 2017年もやまない小池旋風。2月には千代田区長選で「都議会のドン」こと自民党・内田茂氏肝いりの候補と激突し、小池都知事が推す石川雅己氏がトリプルスコアで圧勝。その後内田氏は、都議選出馬を断念し、政界引退を表明した。

 一方、小池都知事は千代田区長選の結果を受けて、7月の都議選で過半数獲得を目指している。その都議選の焦点の一つ、豊洲市場問題をめぐっては、移転を遅らせているとして「小池都知事を告発せよ」という石原元都知事。これに対して小池都知事は「石原元知事に責任があるのかどうか、あるとすれば東京都に与えた損害の額が一体どのくらいなのか」とバッサリ切り捨てた。

 また、都議選に向けた自民党の決起集会でも“豊洲移転”を急ぐよう求め、小池都知事に対抗する姿勢を強調した。発表された都議選の公約骨子には「豊洲市場への早期移転」が大きく掲げられ、その下には「劇場型政治にピリオドを」と書かれている。

 全面対決かと思いきや、小池都知事は二階幹事長や小泉元総理と赤坂の料亭で「密会」。なんとそこに安倍総理も姿を現した。大きな動きがあったかと思われたが、小池都知事は「偶然だ」と強調した。

 現在の東京都議会の勢力は自民58、公明23、民進18、共産17、都民ファースト5、その他6と、自民公明で過半数の64を大きく超えている。しかし、去年暮れ公明党は連立を解消し、都議選では都民ファーストの会と選挙協力することになった。また、小池人気に便乗すべく「離党ドミノ」も発生。自民党から2人が都民ファーストの会へ合流、民進党から離党した9人も都民ファーストの会の推薦を受けるとみられている。

 7月の都議選に向けて都民ファーストの会が現在公表している公認予定者は39人。都民ファーストの会の現職都議や、小池政治塾の塾生に加えて、11人が自民党から6人が民進党からの移籍組となっている。また、「都民ファーストの会」の野田数代表は朝日新聞の取材に対し、「公認候補と推薦する無所属候補を合わせて60人を超すだろう」との見通しを明らかにした。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は7月の都議選の結果を「都民ファーストの会:40~45、公明:21~23、民進:3~5、自民:35~40、共産:10~15」と予想した。その理由と根拠について「これまで都民ファーストの会はもっと議席をとるだろうとされていたが、都民ファーストの会の最大の欠点は票割りができないところ。特定の人に票が集中してしまうと、トータルでは2~3人分(が当選する票が)集まったとしても、1人しか当選しないというケースがある」と説明した。

 また伊藤氏は公明党と都民ファーストの会が手を結んだことについて「組織票だけでは投票率が上がると不利になるから、不動票がほしい。公明党としたら、小池さんを支持する層の票がほしい。逆に都民ファーストの会は組織票がない。両者の思惑が一致したのだろう」と分析した。

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最終更新:5/7(日) 15:32

AbemaTIMES