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【MotoGP】スペインGP決勝レポート:ペドロサが今季初優勝でホンダ1-2フィニッシュ。ヤマハは大苦戦

5/7(日) 22:10配信

motorsport.com 日本版

 MotoGP第4戦スペインGPの決勝がへレス・サーキットで行われ、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサがポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を果たした。

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 ヨーロッパラウンドの開幕ということもあって、多くのファンが詰めかけたへレスは気温27度、路面温度は41度というコンディションで27周のレースがスタートした。

 多くのライダーがリヤタイヤにミディアムを選択している中で、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)やカル・クラッチロー(LCRホンダ)は前後共にハードを選択した。

 ポールポジションのダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)がまずまずのスタート。マルケスが続き、スズキのアンドレア・イアンノーネが3番手に浮上した。4番手クラッチロー、5番手にマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)と続いた。

 1周目から、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とヨハン・ザルコ(テック3ヤマハ)が激しいバトルを展開。ザルコは6番手をキープすると、2周目にはビニャーレス、クラッチロー、イアンノーネを次々と攻略し、3周目までに3番手に浮上した。

 ザルコは前後にミディアムタイヤを選択しており、レース序盤からペースが良い。ザルコはそのままマルケスにも襲いかかった。ドゥカティのホルヘ・ロレンソもザルコと同じタイヤ選択で元気が良く、ロッシとビニャーレスを攻略し6番手に浮上した。

 ザルコは、最終コーナーでマルケスのインに飛び込み、レースを23周残して2番手に浮上した。ただ、マルケスはその翌周にザルコをメインストレートですぐさま抜き返した。ロレンソもイアンノーネを攻略し5番手となった。バトルが活発な後方を尻目に、首位ペドロサは1.7秒のリードを築いた。

 6周目、ターン11で4番手走行中のクラッチローが転倒しリタイア。その直後、同じコーナーでKTMのポル・エスパルガロもクラッシュを喫した。

 ロッシ、ビニャーレスのヤマハ勢はなかなかペースが上がらず、5番手と7番手からポジションを上げていけない。

 ザルコはマルケスについていけなくなり、徐々に離されていく。そのザルコにロレンソが追いつき、12周目の段階でザルコをパス。表彰台圏内に浮上した。

 単独走行となった2番手のマルケスとトップを快走しているペドロサとのギャップは、じわじわ広がっていった。

 5番手を走行していたビニャーレスが、ブレーキでミスをし順位を落とし6番手、ロッシがダニーロ・ペトルッチ(プラマック)にオーバーテイクされ8番手となるなどヤマハ勢は苦しい走りが続いた。

 14周目から、マルケスは1.7秒まで広がったペドロサとの差を少しずつ詰めはじめた。その差は、レース残り8周で約1秒に。しかしペドロサのペースは非常に安定しており、マルケスはなかなかその差を詰めきれない。

 ロッシはズルズルと順位を落とし続け、ジョナス・フォルガー(テック3ヤマハ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)にも先行を許し10番手となった。

 レースが残り3周となり、ペドロサとマルケスの差は約1秒のまま。ペドロサはマルケスの接近を一切許さず、ファイナルラップを前にマルケスが諦めたか、その差は2秒以上に広がった。

 結局、ペドロサがトップでチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を飾った。2位にはマルケスが入り、ホンダが1-2フィニッシュを飾った。今回のレースは、MotoGP(ロードレース世界選手権含む)通算3000レース目。記念すべき勝利を、ペドロサが手にした。

 3位にはロレンソ。ドゥカティ移籍以来苦しい戦いが続いていたが、今季初の表彰台を獲得した。

 4位以下はザルコ、ドヴィツィオーゾ、ビニャーレス、ペトルッチ、フォルガー、アレイシ・エスパルガロ、ロッシというトップ10。

 ヤマハは過去2年へレスで優勝し、得意のサーキットだと思われていたが、蓋を開けてみれば今季これまでで一番苦しいレースとなってしまった。

 負傷したアレックス・リンスの代役として、GPデビューを飾った津田拓也は17位でレースをしっかり完走した。

松本和己

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