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苔ゼミでファン獲得 小松・日用苔の里、14日開講

5/7(日) 1:42配信

北國新聞社

 小松市日用(ひよう)町の住民でつくる日用苔(こけ)の里整備推進協議会などは14日、48種類のコケが確認されている同町の日用苔の里で、コケに関する専門家の講義と観察を行う「苔ゼミ」開催に乗り出す。毎回異なるコケを取り上げる計画で、コケに関心がある人に、生態や栽培方法などを知る機会を提供することで、来場者の増加やさらなるファン獲得につなげる。

 協議会は、コケ庭の掃除や栽培を通年で手伝うボランティアを「苔の里サポーター」として登録する制度を昨年始めた。住民ガイドが来園者を案内する際には、コケについて熱心に尋ねる来園者が多いことから、コケに関する知識を深く掘り下げるゼミを開催することにした。

 14日に開かれる第1回の苔ゼミでは、コケに関する著作がある福井県立大講師の大石善隆さんが講師を務める。テーマは「凜(りん)とした苔庭の主役 スギゴケ類を極める」で、参加者は、交流体験施設「ウィズダムハウス」で蘚苔(せんたい)学が専門の大石さんによる講義の後、野外での観察を楽しむ。

 日用苔の里整備推進協議会によると、講義形式で定期的にコケに関する専門知識を学ぶ機会は、これまでなかった。中学生以上が対象で、第1回は、受け付け開始から間もなく30人の定員に達する人気となった。次回以降の苔ゼミで、苔の里内に生息するスギゴケをはじめ、ヒノキゴケやカモジゴケなど48種類をテーマに順次取り上げていく。

 協議会副会長で、苔の里を管理、運営する団体「叡(えい)智(ち)の杜(もり)」代表理事の有川宗樹さんは「コケをより身近に感じ、苔の里に足を運ぶ機会が増え、サポーターになってもらうなど新たな交流が生まれることを期待したい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5/7(日) 1:42
北國新聞社