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[プレミアリーグWEST]無敗対決制したC大阪U-18が首位堅持。指揮官はよりアグレッシブな戦い求める

5/7(日) 7:19配信

ゲキサカ

[5.6 高円宮杯プレミアリーグWEST第5節 C大阪U-18 2-1 神戸U-18 C大阪舞洲G]

 高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは6日に第5節を行い、3勝1分で暫定首位のセレッソ大阪U-18(大阪)と3勝で同2位のヴィッセル神戸(兵庫)が対戦。前後半に1点ずつ奪ったC大阪U-18が2-1で勝利し、首位を維持した。

「この試合に勝てば優勝に近づく試合なので、皆で絶対に勝とうと話していた」。C大阪のGK光藤諒也(3年)がそう口にしたように、今後のタイトル争いを大きく左右する首位決戦は、C大阪の先制攻撃で幕を開けた。キックオフと同時に攻撃に出たC大阪は、まずFW藤尾翔太(1年)が強引に中央を抜け出し、強烈なシュート。GKが弾いたボールを素早くFW西村真祈(1年)が押し込んだが、枠を捉えることができなかった。

 ゴールこそ奪えなかったが、「試合の入りに良い形でシュートを打てたことが大きかった」(光藤)C大阪は、以降もアタッカー陣が積極的な仕掛けを続けた。前半9分にはハーフウェーライン右を抜け出した藤尾が倒され、FKを獲得。ゴール前に入れたクロスがフリーのMF谷本駿介(2年)に渡ると、落ち着いてゴール右隅にシュートを決めて先制に成功した。幸先の良いスタートを切ったC大阪だったが、以降は中盤でボールの奪い合いが続き、フィニッシュまで持ち込めず。「前半のうちに、もう1点欲しかった」(MF有水亮)ものの、2度目の歓喜を迎えることがないまま、前半を終えた。

 後半からは、神戸が反撃を開始。最終ラインから中盤への配球が増えると、野田知監督が「今日はピッチにいた選手の中で、ナンバーワンだったと思う」と称えたMF佐々木大樹(3年)の強引な中央突破や、MF佐藤昴(3年)のパスを起点としたサイド攻撃で好機を作った。後半7分には、右サイドのDF前川智敬(3年)がゴール前にロングスローを展開すると、こぼれ球をFW原尊(2年)が右足ボレーで狙ったがシュートはGKの正面。16分には左サイドを破ったFW池田修志(3年)のパスから、中央の佐藤がゴールを狙ったが、枠を捉えることができない。

 決定機を作りながらも、「決めるべき所で決められなかったのが痛かった」(佐々木)神戸を尻目に、C大阪は32分に連係による崩しから有水が左足シュートを決めて、突き放しに成功。試合終了間際にPKを佐藤に決められたが、リードを保ったまま試合終了を迎えた。

 この結果により、C大阪は第1クールを首位で終えることになったが、試合後に村田一弘監督から聞かれたのは選手に対する注文だ。今節は、U-17日本代表のギニア・UAE遠征に帯同したため、DF瀬古歩夢(2年)とFW山田寛人(3年)が不在。加えて、同日にJ3の鹿児島戦が行われた影響で、ギリギリまで出場選手が決まらない難しさもあった。村田監督は試合に出た選手の頑張りを認めた上で、「できることを精一杯やってくれたけど、レベルを考えると更に上げていかなければいけない」と口にした。

 目指すのはあくまでプロで活躍できる選手を育てること。この日はそのためのベースとなるアグレッシブさを欠く時間帯が多かったことを指摘した指揮官は、「比べてはいけないけど、昨年の秋口を考えるとまだまだ物足りない。一方で、ボールを持てる選手が増えた分、彼らがアグレッシブさを出してくれれば、もっと面白くなる」と続けた。有水が「もっとできる」と口にしたように、選手も勝っただけでは満足していない。今後もパフォーマンスの質を高めながら、勝ち点の積み上げを狙うつもりだ。

(取材・文 森田将義)

最終更新:5/7(日) 7:39
ゲキサカ