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大御所パティ・ラベルがキャリア初のジャズ・アルバムとなる10年ぶり新作を発表 ケムとのデュエットも

5/8(月) 7:00配信

bmr.jp

大御所パティ・ラベルがキャリア初のジャズ・アルバムとなる10年ぶり新作を発表 ケムとのデュエットも

大御所パティ・ラベルがキャリア初のジャズ・アルバムとなる10年ぶり新作を発表 ケムとのデュエットも

60年代から活躍、米Rolling Stone誌が発表した「史上もっとも偉大な歌手100」にも選ばれた大ベテラン歌手であり、映画『ムーラン・ルージュ』で再脚光を浴びた“Lady Marmalade”のオリジナルを歌ったラベルのリード・シンガーとしても知られるパティ・ラベルが、キャリア初となるジャズ・アルバム『Bel Hommage』をリリースした。

60年代初頭に、ラベルの原型となったパティ・ラベル&ザ・ブルーベルズのリード・シンガーとしてデビューし、1971年にラベルと改めて以降、“Lady Marmalade”などのディスコ・ヒットで成功を収めたパティ・ラベルは、1977年にソロ契約を手にし、“You Are My Friend”などのヒットを生んだ『Patti LaBelle』でソロ・デビュー。フィラデルフィア出身ということもあって80年代には名門Philadelphia Internationalに移籍、1983年には、SWVやキキ・ワイアットら多くのアーティストが今なおカバーする“If Only You Knew”や、ネリーとケリー・ローランドによる2002年の大ヒット曲“Dilemma”でサンプリング&引用されたことでも有名な“Love, Need and Want You”といった名曲を生んだ『I'm In Love Again』を発表。1986年には、全米シングル・チャート1位となった、マイケル・マクドナルドとのデュエット“On My Own”を収録したMCA移籍作『Winner In You』で自身初の米アルバム・チャート1位も手にした。

以降も、その圧倒的でドラマティックな歌声により現在に至るまで第一線で活躍しており、数多の女性シンガーに多大な影響を及ぼしてきたパティ・ラベル。2001年には、映画『ムーラン・ルージュ』でクリスティーナ・アギレラやピンクらによって“Lady Marmalade”がカバーされ大ヒットしたことで再脚光を浴び、2002年のグラミー賞での“Lady Marmalade”パフォーマンスでは最後に登場してその無比の歌声を響かせ、大きな話題となった。

2008年にはラベルを再結成させ、32年ぶりとなるラベル新作『Back To Now』を発表する傍ら、2005年にはR&B~ポップのカバー集『Classic Moments』、2006年にはキャリア初のゴスペル作品『The Gospel According To Patti LaBelle』、2007年には久々のクリスマス・アルバムとなった『Miss Patti's Christmas』とリリース。一方で近年は、2008年に〈World Music Awards〉でレジェンド・アワードを授賞したのを始め、〈BET Awards〉やアポロ・シアターの殿堂など様々な生涯功労賞に輝いているパティ・ラベルだが、間もなく73歳の誕生日を迎える中、その衰えを知らない歌声をおよそ10年ぶりの新作で聞かせる。

パティ・ラベルは5月5日に、『Miss Patti's Christmas』以来、およそ9年7ヵ月ぶりのニュー・アルバムとなる新作『Bel Hommage』を発表。ケムが1曲でデュエット相手も務めるこの作品は、キャリア初となるジャズ・アルバムとなっており、“Moanin’”、“Moody’s Mood For Love”、“Don't Explain”といった名曲を取り上げるカバー集となっている。米Billboard誌のインタビューでは、「ジャズはずっと怖いものだった。その値段の付けられない音楽を私は壊したくなかったし、それで恥ずかしい思いをしたくもなかった」と以前はアンタッチャブルなものとして考えていたことを話し、「でも70を過ぎて、危険を冒すことにしてみた。最初は(2015年に出演した有名人ダンス大会番組の)『Dancing With The Stars』ね。すごくやる気が湧いたの。そしてこの音楽でまた私の内に火が点いた。挑戦することを恐れてちゃダメってことね」と、70代になったことでかえって意欲的になれたと語っている。

また、今回のアルバムは元夫であるアームステッド・エドワーズがパティと共にエグゼクティヴ・プロデューサーを務めているが、プレスリリースでは、「私がジャズ・アルバムをやるべきだって、私の元夫のアームステッドにここ何年もずっと説得させられていたの。私はこれまでとは違うことをやるのは最初ナーバスだったんだけど、最終的に勇気を奮い起こしてやってみた。できてよかったと今は思っている」と振り返っている。

この『Bel Hommage』は、2歳になる孫娘の名前から名付けた自主レーベル GPE Recordsからの発売となり、ソニー系列のRED Distributionが配給を務めているが、Variety誌の取材によると、パティ・ラベルはGPEからリリース予定の新作を複数すでに完成させており、ダンス・ミュージックの作品、ゴスペル作品に加えて、Philadelphia International時代の盟友でもある伝説的コンビ=ギャンブル&ハフが久々にパティに書き下ろした新曲を収録するアルバムも予定されているとか。Variety誌には「これが私の新しい始まり」と語るパティ・ラベルは、Billboard誌に対しても「自分の足で踊れなくなるまで、ツアーを止めるつもりはない」と宣言するなど70代にして音楽へのさらなる意欲を見せている。

1. The Jazz In You
2. Wild Is The Wind
3. Moanin’
4. Till I Get It Right
5. Moody's Mood For Love (featuring KEM)
6. Softly As I Leave You
7. Peel Me A Grape
8. Don't Explain
9. I Can Cook Too
10. Folks On The Hill
11. Go To Hell
12. Song For Old Lovers
13. Here's To Life

最終更新:5/8(月) 7:00
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