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都市鉱山から五輪メダル レアメタル回収、静岡県内で広がり

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/8(月) 17:15配信

 一般家庭で使われずに眠っている携帯電話やパソコンなどの「都市鉱山」からレアメタル(希少金属)を回収し、2020年東京五輪・パラリンピックのメダル製作に生かす運動が、静岡県内の自治体にも広がり始めた。5月1日現在で県と静岡、浜松、沼津、函南など13市町が賛同し、回収強化の方針を打ち出している。

 運動は、東京2020組織委員会や環境省などが進める「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」。アスリートに贈る金、銀、銅各1600個のメダルについて、使用済み小型家電のレアメタルなどを活用し、リサイクル率100%のメダルづくりを目指している。プロジェクトは2017年春から19年春まで。家電リサイクル法の4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機)を除く小型家電を回収対象とする。

 静岡市は4月下旬、3区役所や生涯学習交流館、清掃工場など54カ所で本格的な回収に着手した。回収箱には早速、電話機やパソコン周辺機器などが投函(とうかん)されているという。

 同市ごみ減量推進課の担当者は「身の回りには貴重な資源がたくさんある。プロジェクトを機にリサイクル推進の市民意識を高めたい」と話す。集まった小型家電は国の認定業者に引き渡され、解体、精錬などを経てメダルに生まれ変わる。

 官民でつくる都市鉱山メダル連携委員会の試算によると、金メダル1600個の製作には、携帯電話の場合は32万台、パソコンの場合は5万台が必要とされる。プロジェクト運営事務局の日本環境衛生センターは「皆さんの思いがこもったメダルをアスリートに届けよう」と協力を呼び掛けている。

静岡新聞社

最終更新:5/8(月) 17:15

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS