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厳罰かお咎めなしか 浦和DF森脇“差別発言”の落としどころ

日刊ゲンダイDIGITAL 5/8(月) 15:00配信

 4日のJリーグ浦和―鹿島戦で表面化した浦和DF森脇良太(31)の「人種差別発言疑惑」について、Jリーグ規律委員会は7日、小競り合いを起こした森脇と鹿島MF小笠原満男(38)から個別に事情聴取を行った。

 事件の焦点は、小笠原のコメント、「(森脇が鹿島MF)レオ・シルバに『臭えな』という言葉を発した」が事実かどうか、である。森脇は「(鹿島の何人かが自分に)詰め寄り、たくさんのツバがかかったので『口が臭いんだよ』と(不特定多数に)言った」と発言。浦和サイドは5日に「近くの選手にも確認した。森脇が話したこと以上のことはなかった」と発表している。

 もっとも「森脇は不穏当発言の常習犯」と、サッカー関係者が続ける。

「森脇が、鼻をつまみながらレオ・シルバに『臭えな』と言ったことが発端です。森脇の近くにいた浦和DF那須が『おまえが悪い』と話している画像がネット上で出回っており、森脇にとっては旗色の悪い方向に進むでしょう」。が、一方でこんな声もある。

■「厳罰はムリ」の声も……

「Jリーグから本腰を入れて真相を究明せねば、という雰囲気は伝わってきません。これまで浦和は多くの問題を起こしてきた。2010年、仙台の元北朝鮮代表MFに浦和サポーターが人種差別的発言を行って制裁金500万円。14年には、浦和の本拠地に『日本人専用』を意味する英語が書かれた横断幕を掲出。Jリーグの村井チェアマンは『体質改善がなされなかったら勝ち点減免やJ2への強制降格もある』と明言しているだけに、森脇が人種差別的な言動を犯した――ことになると厳罰に処さないと格好がつかない。しかし、人気クラブの勝ち点を剥奪すれば、優勝争いから脱落してリーグが盛り上がらなくなるし、今季から10年総額2100億円の巨額放映権料を払ってくれるDAZNにも顔向けができない。ウヤムヤにしたいというのが本音でしょう」(サッカー記者)

 落としどころは「森脇に人種差別の意図はないが、侮蔑発言として3試合の出場停止」に落ち着くともっぱらだが……。

最終更新:5/8(月) 16:42

日刊ゲンダイDIGITAL

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