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【英国】英地方選、保守党が地滑り的勝利 労働党は大幅後退=総選挙の前哨戦

5/8(月) 11:45配信

NNA

 英国で4日に実施された地方選挙は5日夜までに開票を終え、国政与党の保守党が地滑り的な勝利を収めた。一方、最大野党・労働党は大きく議席を減らし、英国独立党(UKIP)も大敗を喫した。6月8日に実施される総選挙でも、世論調査に基づく予想通り保守党が圧勝し、労働党が大敗する公算が大きい。
 今回の地方選ではマンチェスターやリバプールを含む8首長の選出のほか、88の地方議会(イングランド34議会、スコットランド32議会、ウェールズ22議会)で合わせて4,851議席の投票が行われた。開票の結果、保守党は1,899議席と563議席を上乗せした一方、労働党は1,152議席と382議席を失った。自由民主党も42議席減らし、441議席。UKIPはわずか1議席で、145議席を失った。
 保守党は新たに、これまで労働党が優勢だったイングランド中部ダービーシャー州やウォリックシャー州を含む11議会で過半数議席を獲得した。地方選での与党の選挙結果としては過去40年で最高となったが、保守党党首のメイ首相はこの快挙について「当然だとは思っていない」とコメント。「保守党は34日以内に総選挙を迎える現実にあって、ブレグジットで最良の交渉結果を得られるよう足場を強固にする」と意気込みを語った。一方、労働党のコービン党首は、勢力を取り戻す上でかつてない規模の試練に直面していると指摘したものの、総選挙では保守党との差を縮められると強気の姿勢を崩していない。UKIPは2013年の選挙で獲得した議席を次々と失い、ほぼ全滅の様相を呈した。同党の元下院議員のカースウェル氏は「党の勢力は終わった」と語ったが、ナットール党首は「自らの成功の犠牲者」と評している。
 なお、オピニウム(Opinium)による最新の政党支持率調査では、保守党が46%と労働党を16ポイント引き離している。自由民主党は9%、UKIPは7%だった。

最終更新:5/8(月) 11:45
NNA