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【ドイツ】VW、SUVを19モデルに拡充 主力ブランド立て直しへ

5/8(月) 11:45配信

NNA

 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は5日、主力の「VW」ブランドでスポーツタイプ多目的車(SUV)を現在の2モデルから2020年までに19モデルに増やす方針を明らかにした。排ガス不正の影響と利益率低下に悩む同ブランドの立て直しに向け、人気のSUVと将来性の高い電気自動車(EV)に注力する事業戦略の一環。
 「VW」ブランドは、年内に2モデルのSUVを発売する予定。中でも2014年に発表されたSUVのコンセプトカー「T―ROC」の発売により、販売台数と利益が押し上げられると見込む。また、2018年中にはさらに5モデルを発売する計画だ。
 同社は昨年11月、「VW」ブランドの2025年までの新事業戦略を発表。2020年までの第1期は3万人を整理する事業再編を進める一方でSUVに注力し、2025年までの第2期にはEV化に本格的に取り組むとしていた。EVについては今回、昨年にコンセプトカーを発表した同社初のEV限定モデル「I.D.」を東部ツウィッカウ(Zwickau)工場で生産し、2020年に発売するとしている。同モデルは今後、グループ全体で多くのEVのベースとなる予定という。
 新事業戦略では、排ガス不正問題で不振に陥った北米市場に注力する方針も示されていたが、同社は今回、北米で2020年まで毎年2つの新モデルを発売し、同年までの収支均衡を目指すとしている。中国では現地生産の新エネルギー車を中心に2018年までに9モデルを発売する。
 同社は「VW」ブランドの2017年の見通しについて、10%の増収を見込むとともに、営業利益率は2.5~3.5%とした従来目標の上限近くに達するとの見方を示した。これにより、事業戦略で打ち出していた営業利益率を昨年の2%から2020年に4%、2025年には6%に引き上げる目標の達成は可能としている。[環境ニュース]

最終更新:5/8(月) 11:45
NNA