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「ビッグマックとコーラが大好物」のゲイツ氏 テック・セレブの食生活は不健康?

5/8(月) 17:10配信

ZUU online

テクノロジー分野で大成功をおさめた「テック・セレブリティー」の食生活は、ビジネスほどの大成功を収めていないようだ。

昼食の定番メニューはビッグマックとダイエット・コークというビル・ゲイツ氏、朝の食卓にマーズバーとコーヒーを並べてしまうイーロン・マスク氏。そしてシリコンバレーのエリート間では、極端に糖質を制限し高脂質の食生活に切り替える「ケトン食療法」が、大流行中だという。

■ダイエット・コークなしでは生きれない?ゲイツ氏とマスク氏

Microsoftの創設者であり、世界一の大富豪でもあるビル・ゲイツ氏だが、「会議中にもビッグマックを食べ、宿泊先のホテルにはダイエットコークを常備しておくよう要求する」ことが、ビル&メリンダ・ゲイツ財団のマネージング・ダイレクター、ジョー・セレル氏の証言 から明らかになっている。

どうやら家では夫人に大好きなマックを禁じられているため、「ランチを共にするたびにハンバーガーを食べている」そうだ。

テスラ、スペースXという二大巨大企業を築きあげたイーロン・マスク氏 も、ダイエット・コークなしでは生きられない一人だ。朝食のマーズバー(チョコバー)とコーヒーに罪悪感を感じつつ、ついつい脂っこくて栄養素の低い食べ物に手をだしてしまう(labshape.com情報)。

■ジョブス氏は単品ダイエット アインシュタイン博士は高たんぱく質療法

テック産業では「オフィスや研究施設にこもっているため、エクササイズ不足にもおちいりやすい」という悩みがつきものだ。そのうえストレスもたまりやすい環境となれば、不健康な食生活に走りがちというのも不思議ではない。悪習慣からの脱出を図り、極端な食事療法にのめりこむ例も少なくはないようだ。

最も知られている例は、Appleの設立者、故スティーブ・ジョブス氏 のプチ断食療法だろう。ジョブス氏は長期間にわたり1、2種類の食品(りんごや人参など)のみ口にするという、非常にバランスの偏った食生活を送っていた。「人参の食べすぎで肌がオレンジ色になった」との陳話も残っている。

また果物のみを食べるという「フルータリアン」だった時期もあり、「果物しか食べていないから体臭がでない」と、何日も入浴をしなかったとも報じられている(bravotv.com情報)。

天才理論科学者、アインシュタイン博士も、朝食はトーストやシリアルではなく、大量のマッシュルームと卵が定番だったという。

■シリコンバレーを魅了するケトン食療法

現在、シリコンバレーのテック・エリートの間で大流行しているのは、ケトン食療法だ。炭水化物を含む糖質を極端なまでに制限し、高脂質の食材を中心に摂取するという、これまた非常に極端な食事療法である。

人間の体は通常、ブドウ糖をエネルギー源として消費することで機能している。しかし一旦栄養不足におちいると、体内に蓄積されている栄養素を消費することで非常時に備えようとする。この際燃焼されるのが脂肪であり、肝臓で「ケトン体」と呼ばれるアセトン・アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸が生みだされる。

ケトン食療法は短期間、糖質を一日30g以下に制限することで体内にケトン体が生まれやすい環境を作るというもので、本来は糖尿病治療の一種として発案された。

すでに多数の開発者が、大幅な減量に成功しているそうで、米マーヴェリック・ベンチャーのマネージング・ディレクター、アンバー・バタチャリア氏もCNBCの取材で、オフィスの3分の1がこのケトン食療法中であると語った。

バタチャリア氏自身も最初の1週間で3㎏の減量に成功したが、副作用に悩まされ数か月後にやめたという。報告されている最も一般的な副作用は「イライラ、あるいは頭がボーっとする」「口臭がきつくなる」などだ。また血液中のケトン濃度が高くなるため、脱水状態を起こしやすくなる。

いずれの食療法にせよ、多くの人間にとっては極端で不健康に感じるが、たぐいまれな能力をもつ人々を魅了する何かがあるのだろう。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

最終更新:5/8(月) 17:10
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