ここから本文です

「富をつくる」ために必要な3条件とは? 30代で人生は決まる

ZUU online 5/8(月) 17:30配信

語弊があるかもしれませんが、35歳まででほとんどの人の人生の勝負はつくと私は思っています。これはつまり、30代でその人の人生のおおよその方向性は決まってしまうということです。

ただし、あなたがすでに40代以上でも、そんなに肩を落とさないでください。ケンタッキーフライドチキンの創業者であるカーネル・サンダースが起業したのは60歳を超えてからですから、もちろん例外もあるということです!

(本記事は、菅下清廣氏の著書『ゼロから富を作る技術(かんき出版 2014/2/19)』の中から一部を抜粋・編集しています)

■30代で人生は決まる 身につけたい「よい生活習慣」とは?

ただ、多くの人々とお会いしてきた経験と、私自身の人生を振り返ってみても、35歳になるまでの過ごし方がその後の人生に大きな影響を与えることは真実だと思います。

投資は何歳になっても始められますが、本書を読んでくださっている方で若い人の場合は、せっかくですので、次のことを意識して過ごせば、大きなチャンスをつかむきっかけを作ることができます。最初に社会に出てからの10年というのは非常に重要です。

20代の人はとくに心して、次の2点を意識して過ごせば、その後の人生でお金持ちになるためのステップを上る、確固とした土台を作ることができます。

①よい生活習慣を身につけ、健康な体と頭脳を鍛えよ
②恒産なくして恒心なし。元手となる資金を貯めよ

よい生活習慣とは、

・早寝早起き、スケジュール管理をきちんとして時間を無駄にしない
・タバコ、酒、飲食の Too much を避ける。禁煙(ノースモーキング)は世界の常識
・金融や経済、投資についての教養(リテラシー)を身につける
・読書をしたり映画を観たり、さまざまな文化、芸術に触れてセンスを磨く
・信頼できる医療機関を見つけ、ふだんから健康管理に気をつける

などです。

■「恒産なくして恒心なし」 資金を貯めて心の余裕を

そして、来るべき30代に備えて、元手となる資金も貯めておきましょう。現在、ほとんど貯金がないという人は、まずは100万円を目標にしてみてください。100万円が貯まったら次は年収の1年分。理想は、年収の3年分です。

100万円でも200万円でも、それくらいのお金が貯まった時点でふと、それまでの自分とは心の余裕の具合が違うことに気がつくはずです。

それが「恒産なくして恒心なし」ということ。中国の孟子の教えで、生活の基盤となる財産や仕事が安定していなければ、道義心や良識を持つことは難しい、という意味です。

ある程度の貯金がなければ、怖くて投資にも挑戦できませんよね。投資の元手となるお金を作るという目的以外にも、貯金には「心の余裕を生む」という効果があるのです。

せっせとお金を貯めるのも簡単なことではないように思うかもしれませんが、先述した「よい生活習慣」を心がけていれば、やみくもにお金が出ていくようなことにはなりませんから大丈夫です。

そして30代を迎えたら、そろそろ自分の人生を進めるおおまかな方向を決めるという意識で日々を過ごしましょう。投資とはまた別の、自分の「職業」としての方向性です。

自分は何が得意で、どんな仕事をしていたいのか……。これはぜひ30代のうちに固めておいていただきたいと思います。

自分の進むべき道をある程度絞ったら、そのジャンルにおける一流の人脈の末端に連なるべく、技術と知識、経験を蓄積しましょう。

厳しいことを言うようですが、自分の専門分野でエキスパートになれない人は、プラスアルファで行う投資でもうまくいくはずがありません。

『習慣とは非常に軽いものであり、普段はその存在にさえ気づかない。だが一度意識すると、非常に重く断ち難いものであることがわかる』
ウォーレン・バフェット/オバマの賢人と呼ばれる投資家

■富を築くために最低限必要な3つの条件

自分の仕事に精通したうえで、さらに金融リテラシーを身につけることが富を築くための方法ですが、そのために最低限必要な3つの条件をここでお伝えしておきたいと思います。

1. 健康であること

私が日々の生活において最も気を遣っていると言っても過言ではないのが、健康管理です。スポーツ選手が健康管理に非常に気を遣うことはみなさんもご存知だと思います。
 
それはなぜでしょうか? もちろん、体が資本だからです。野球選手で言えば、バッターボックスに立たなければ仕事にならないのです。

私たちだって同じです。お金を稼ぐためには、何もせずにじっとしているわけにはいきません。そのためにも、くるくるとよく動く頭脳と体が必要なのです。

とくに私の場合、大和証券を経て外資系のメリルリンチに転職した際、「セルフコントロール(自主管理)」の必要性に目覚めました。

外資系の証券会社では結果を出さなければ明日はありません。その代わり、結果を出すプロセスは基本的に個人に任せられますし、結果に対しての報酬も莫大です。

メリルリンチに移った私は自分がプロスポーツ選手になったつもりであらゆるセルフコントロールに精を出すようになりました。その1つが健康管理なのです。

みなさんの中でもとくに日本の企業で会社員をしている人には、セルフコントロールの重要性への意識が希薄な方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、すでに説明した通り、富を築くためには他人にコントロールされる状況から抜け出す必要があります。ですから今現在においてはサラリーマン生活を送っている人でも、徐々に自主管理・セルフコントロールの重要性に目覚めていただきたいと思います。

健康管理には具体的に「早起き」「いい睡眠をとる」「体を鍛える」「食事」など細かい内容がたくさんありますが、その解説は第6章で行うことにしましょう。

2. 人脈と運を引き寄せること

自分の仕事に精通し、さらに金融リテラシーを磨いて富を築くための準備はバッチリ。

そのようなすばらしい努力家の人でも、まだ足りないものがあります。しかも、富を築くためには実はこれが一番重要、かつ手に入れるのが難しいかもしれません。

それは「人脈」と「運」です。ウォール街で出会った私のアドバイザー、ポールはこう言っていました。

「グッド・ピープルと出会え」

「グッド・ピープル」、すなわち人脈です。人脈とは、誰とつながっているとか、誰と知り合いだとか、そのようなつながりのことだけを指すのではありません。

どんな人と出会い、どんな影響を受け、どんなことを学ぶのか。私の人生を振り返っても、要所要所で誰かが私の人生に影響を与えてきたように思います。どんな人を顧客にして、どんな人を友人にするのか。どんな上司や同僚と出会うのか。

「グッド・ピープル」と言える「人」と出会うことが、自分の成功を左右する。そのようにポールは言っていました。

同じようなことを、後にメリルリンチからラザード・ジャパン・アセット・マネジメントに移った際にも、フランス系ユダヤ人である当時の総帥から口をすっぱくして言われたものです。

「私たちが相手にしているのは世界の一流の顧客、ファーストクラスの人々だ。ミスター・スガシタ、君もこの方針を守り、日本の最上級の顧客を開拓するように」

「グッド・ピープル」と呼ばれる人は、単にお金をたくさん持っている人のことではないともポールは言っていました。ではどんな人が「グッド・ピープル」なのか。

そこまで具体的な教えを仰いではいませんが、博識でウィットに富み、洗練された見た目、魅力的な人々。そこに金融の専門知識をもってしてようやく信頼を勝ち取ることができるような相手。そのような人たちということだけで、もう十分でしょう。

そして、そのような人たちに出会うために必要となるのが「運」です。投資の世界においてはとくに、知識や技術だけでは生き残ることのできない何かがあります。私はそれが「運」だと思っています。

科学的根拠に乏しい話で恐縮ではありますが、日常生活においても、個人個人の持つ「運」が人生を左右しているということはみなさんもなんとなく感じていらっしゃるのではないでしょうか。

ただ、「運」は自分の心がけ次第で引き寄せることができます。生まれ持ってのものも多少ありますが、それ以外の方法でも、「運」と「人脈」を引き寄せることはできるのです。その詳しい内容は第5章と第6章をご参照ください。

いずれにせよここで1つ言えるのは、自分自身が「グッド・ピープル」になることこそが、「人脈」と「運」とを引き寄せる最大の方法であるということです。3時間管理を徹底すること時間を管理することは、セルフコントロールの一環でもあります。

時間は有限の資産です。誰にでも平等に1日24時間が与えられていますので、その時間をいかに有効に使うかが勝負の分かれ目となります。たいして内容のない飲み会に参加してはいつまでもダラダラと飲んでいませんか?
 
かわいいお姉さんの誘惑に負けてキャバクラやクラブに長居をしていませんか? 仕事が終わった後、やることもなく居酒屋で無駄に時間を過ごし、帰宅してそのままベッドにもぐりこんでいませんか?

投資の世界においても、人生においても、他の人と同じことをしていては人より抜きん出ることなどできません。他の人と違う視点と発想で物事をとらえ、他の人の何倍も工夫と努力をしてこそ、富への道が拓けるのです。

時間の管理も、言うは易し、行うは難し。慣れないうちはなかなか簡単ではないでしょう。でも、ぜひ心を強く持って、限られた時間を最大限に活用してみてください。

時間の管理については第6章でも触れていますが、私が心がけている何点かをここでいくつかご紹介しておきましょう。

・スケジュール管理を徹底し、組んだスケジュールに従って行動する
・食事会は滞在時間を決めて、時間を厳守する
・無駄な飲み会や食事会には最初から行かない
・事前に情報収集をして、いざという時にスムーズに行動できるようにしておく
 このようなことを心がけ、浮いた時間で行ってほしいのが、次のようなことです。
・セミナーや社会人大学に通って勉強する
・読書やネットで情報収集をする
・映画を観たりコンサートや美術館に行ったりして感性を磨く
・スポーツジムなどで運動をして体のメンテナンスをする

どれも、自分自身を豊かにしてくれることばかりです。居酒屋で同僚やサークルの仲間たちと愚痴を言い合いながらダラダラ朝まで飲んでいては難しいですね。

繰り返します。人と同じ時間の使い方をしていては、富を作ることなどできないのです。

菅下 清廣
スガシタパートナーズ株式会社代表取締役。国際金融コンサルタント、投資家。立命館アジア太平洋大学学長特別顧問。マーケット情報配信サービス「スガシタボイス(http://sugashita.jp/voice/)」、株価の解説・予測が無料で読める「スガシタレポート オンライン(http://sugashita.jp/)」を配信中。

最終更新:5/8(月) 17:30

ZUU online