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5失点KOの巨人・内海再び二軍落ちへ

5/8(月) 16:45配信

東スポWeb

 巨人のベテラン左腕がいよいよ窮地に立たされた。7日の中日戦(ナゴヤドーム)は、先発を任された内海哲也投手(35)が2被弾に加え、あり得ないボークも絡んで4回5失点KO。打線もビハインドをはね返せず、最下位の相手に突き放されて1―8で完敗した。背信投球続きの背番号26は二軍再調整が濃厚で、復活への道も険しくなった。

 高まっていた3連勝への機運が内海の乱調で、あっという間にしぼんでしまった。重い一発を浴びたのは2回一死一、二塁。7番に下がったゲレーロに甘いカットボールを捉えられ、左翼席まで運ばれた。

 4回無死で先頭のビシエドに特大ソロを浴び、平田にも左前打を許すとパニック状態に。走者を背負っているにもかかわらず、なぜかワインドアップで投球を開始し、途中でプレートを外す「あり得ないミス」(内海)でプロ初のボークを取られた。二死三塁から木下拓の適時二塁打で5点目を献上。この回限りで降板となった。

 その後は若いリリーフ陣も悪い流れを止められずに打ち込まれ、一方的な展開で大敗した。内海はボークについて「(小林)誠司が出したサインに対し、抜けちゃいけないと思って、そのまま入ってしまった」と振り返ったが、ベテランらしからぬ凡ミスに高橋由伸監督の表情は渋い。「打った打たれたは、しょうがない部分があるけど、それ以外の部分で、もう少しね…」と苦言を呈した。

「全てにおいてチームに迷惑をかけてしまった。申し訳ない気持ちです」と頭を下げた左腕は、自身3連敗。防御率は5・54まで悪化した。ローテーション通りなら次回登板は中6日で14日の広島戦(マツダ)となるが、回避は確実だ。広島には4月12日の今季初対戦で3回6失点と炎上しており「内海ではカープ打線は抑えられない」との評価が定着している。尾花投手コーチは「考えます」としたが、今季2度目の出場選手登録抹消が濃厚だ。

 再調整となった場合、10日で登板機会が巡ってきた前回抹消時とは異なり、次回の一軍登板機会は遠のく可能性が高い。球団側が「実績にとらわれず、若手や新戦力を積極的に起用してもらいたい」と現場に要望しているからだ。現状では二軍で評価が高まるドラフト2位新人の畠が先発候補の1番手。FA入団で実戦復帰目前の山口俊、トレード組の吉川光らが続く。内海はそうした“順番待ち”の列の最後尾に並び直すことになる。

 通算127勝の功労者も、ここ数年の成績はパッとせず、周囲の目は厳しくなるばかり。球団内外で若手台頭を望む声が高まる中、35歳のベテラン左腕は、もう一度意地を見せられるか。

最終更新:5/8(月) 17:56
東スポWeb