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磐田を9位浮上させた俊輔の放任主義

東スポWeb 5/8(月) 16:45配信

 J1磐田は7日、敵地での甲府戦で退場者が出た後半途中から10人になりながらも、スコアレスドローに持ち込んだ。腰痛から2試合ぶりに復帰した元日本代表MF中村俊輔(38)は「アウェーで勝ち点1は悪くない。そこはポジティブに考えたい」とチームの戦いを評価した。

 これでリーグ戦4戦負けなしで勝ち点を15に伸ばし、首位鹿島と勝ち点差6の9位まで浮上してきた裏で、俊輔が“放置プレー”を貫いていることも見逃せない。背番号10は「あまり(味方選手に対して指示を)言わないようにしている。(助言をしすぎると)自分たちの持っている良さをなくしてしまうこともある」と意図を説明した。

 決して現状に満足しているわけではなく、必要なアドバイスはするものの、言い過ぎると、それに縛られたプレーしかできなくなる弊害を避けるのが狙いだ。実績十分のレジェンドから注意されれば、選手は指示を順守してしまうもの。俊輔は自身の“威光”を的確に理解しているわけだ。

 思いがけない収穫もあった。俊輔は「こんな考え方もあるんだ、というのもあるしね」と明かすように、後輩を伸び伸びプレーさせた結果、意外性のある動きをする選手がいることを再発見。こうした積み重ねが4戦負けなしという結果に表れているわけだ。

 J1リーグは序盤戦を終えたところだが、俊輔の細かな配慮で昨季残留争いをしたチームは確実に成長中。さらに躍進して上位陣を脅かすことができるか。

最終更新:5/8(月) 16:45

東スポWeb

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