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北朝鮮の中国名指し批判論評 英語版も「レッドライン」に言及

聯合ニュース 5/8(月) 11:41配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信が、中国を名指し批判して大きな波紋を呼んだ論評の過激な表現を英語翻訳版にも追加したことが8日、分かった。

 聯合ニュースが朝鮮中央通信のホームページを確認したところ、同通信が3日に伝えた「朝中(中朝)関係の柱を折ってしまう無謀な言動をこれ以上してはならない」と題する個人名義の論評の英語版全文が最近掲載されたことが分かった。

 中国を異例の名指し批判するこの論評は中朝の国営メディアによる舌戦の火付け役となったが、聯合ニュースが5日確認した同論評の英語版では「朝中関係の『赤い線(レッドライン)』を越えているのは中国」といった原文の朝鮮語版にあった過激な表現が一部抜け落ちており、北朝鮮が批判のトーンを意図的に抑えたとの見方が出ていた。

 だが、新たに掲載された英語版全文は朝鮮語版の内容全体を翻訳したものになっており、「朝中関係の『赤い線』を中国がためらいなく越えている」といった強い表現も記されている。また、中国が2015年9月に北京で開いた抗日戦勝70年記念行事に当時の朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領を招いたことを「はっきりと覚えている」として韓中関係の深まりを非難する内容、北朝鮮の核実験による放射性物質で中国の東北3省が被害を受けるという中国の批判に「強弁」と反論する内容もあった。

 中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は4日の社説で、北朝鮮の核開発を「中朝友好協力相互援助条約」の趣旨に反すると指摘し、朝鮮半島有事の際に中国が自動介入することを定めた同条約の見直しを示唆した。朝鮮中央通信はこうした中国メディアの記事に「反撃」する意味で、敏感な内容を加えた全文を5日以降に掲載したとみられる。

最終更新:5/8(月) 11:44

聯合ニュース