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大体大浪商、37年ぶり春季大会Vへ王手 古豪復活へプロ注目・宮本が1失点完投

スポーツ報知 5/8(月) 7:04配信

◆高校野球春季大阪府大会▽準決勝 大体大浪商2―1上宮太子(7日・舞洲)

 大阪府大会の準決勝2試合が行われ、春夏4度の甲子園優勝を誇る古豪・大体大浪商が、1980年以来37年ぶりの優勝に王手をかけた。

 昨秋の大阪大会王者・上宮太子を相手に、プロ注目のエース左腕・宮本大勢(3年)が1失点完投した。今春のセンバツ大会を制した大阪桐蔭は、粘る東海大仰星を振り切り4年連続のファイナル進出を決めた。27日に開幕する近畿大会(舞洲)の出場も決めた両校による決勝戦(舞洲)は13日に行われる。

 大体大浪商が37年ぶりの頂点に王手をかけた。2点リードで迎えた9回に1点を返され、なおも1死一、三塁のピンチ。エース宮本は最後の打者を遊ゴロ併殺打に打ち取ると、喜びを爆発させた。直球を低めに集め、6安打8奪三振で1失点完投。「絶対に自分が抑えてやろうと思ってました」と好投に胸を張った。

 最速139キロ左腕は、背番号1を背負い始めた昨秋から腰痛と闘ってきた。秋季大会中、腰に違和感を覚え4回戦の履正社戦で敗退した後、腰椎分離症と判明した。年内は投げ込みができず、ひたすら体幹のトレーニングに明け暮れた。それでも前を向き続けたのは、2年前の悔しさを肌で味わっていたからだ。

 15年夏の大阪大会は決勝まで勝ち上がり、大阪偕星学園との対戦。浪商時代の79年夏、元横浜(現DeNA)監督の牛島和彦氏(56)と、元南海(現ソフトバンク)で「ドカベン」の愛称で親しまれた故・香川伸行氏のバッテリーで4強に進出して以来の甲子園は目前だった。だが、先輩たちが敗戦に涙する姿を、当時1年生の宮本は応援スタンドから見ていた。自分たちの代では必ず―。強い思いでケガを克服した左腕にとって、この日が復帰後初めての完投だった。

 13日の決勝で激突する大阪桐蔭とは昨年9月に練習試合を行い、11―5で快勝した。先発した宮本は7回を1失点に抑えた。「自信になる部分はあります」と昨秋の再現に手応えを感じさせた。現代の高校野球をリードするセンバツ王者を撃破した時が、「古豪復活」への第一歩となる。(種村 亮)

 ◆宮本 大勢(みやもと・たいせい)1999年12月4日、大阪・堺市生まれ。17歳。浜寺小1年から「堺ポルテベースボールクラブ」で野球を始める。浜寺南中では同校の軟式野球部でプレー。高校では1年秋からベンチ入り。球種は直球にスライダー、カーブ、チェンジアップ。182センチ、83キロ。左投左打。

最終更新:5/8(月) 11:53

スポーツ報知

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