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【ボート】新エンジンが投入から5節経過 住之江の“モンスター”は?

デイリースポーツ 5/8(月) 16:57配信

 「ボートレース記者コラム・仕事 賭け事 独り言」

 出力低減モーター移行後、なかなか強力なエンジンが出にくい傾向にあったが、最近は戸田の44号機や宮島の11号機など“モンスター”級の評価を受けるエンジンがチラホラと出現している。こうなってくると、年末のSGグランプリをより盛り上げるため、住之江でも…と期待をしてしまう。

 住之江に新エンジンが投入されて5節が経過。まだ気が早いと思われるかもしれないが、例年になくエンジンの優劣がついているように感じる。

 好素性エンジンの筆頭は、やはり8号機。初降ろしが興津藍(徳島)、そして3節目が山地正樹(岡山)と連続してA1選手が乗ったこともあるが、はっきり「出てる」と言える舟足でVと準V。5節目の岡本猛(大阪)はその出過ぎのせいかFを切ってしまった。現状“エース”に最も近いエンジンと言えるだろう。

 まだ使用回数が少ないため、数字が高いエンジンにも疑わしきものはたくさんあるが、7号機の伸び、12号機の出足系統の強さは本物だろう。また、行き足から伸びが良好な10号機は、5節目のラピートカップで木下翔太(大阪)が節イチの動きを見せた。

 ただ、ここまでに挙げたエンジンに“モンスター”がいるかと問われれば微妙な感じだ。個人的に、その素質を持ち合わせていると感じるエンジンは2つある。

 まずは3号機。3節目のなにわ賞で佐藤隆太郎(東京)が沈没、転覆と事故を繰り返したが一向にパワーは衰えることなく、次節の飛龍賞でも稲毛正剛(岡山)が優出6着と快パワーを発揮した。事故にも負けない力強さに潜在パワーの高さを感じる。

 そして、この3号機以上に魅力を感じるのが39号機だ。ここまで4節に投入されたが谷田昭利(香川)、三苫晃幸(福岡)、椎原健(滋賀)、浜本裕己(大阪)と全て操縦したのはB級レーサー。正直乗り手に恵まれていない分、安定さを欠き数字は高くない。それでも4選手ともレースで見せる動きはピカイチ。なかでも2節目の住之江王冠で、猛烈な伸びを武器に3連勝をマークした三苫はエグイの一言だった。

 6月には「開設61周年記念 G1太閤賞」(6月10~15日)が開催される。ボート界を代表するA1レーサー同士の戦いで、これらのエンジンがどういう動きを見せるか。そして、彼らがどういった評価を下すのか非常に楽しみだ。(関西ボート担当・上村武馬)

最終更新:5/8(月) 17:16

デイリースポーツ