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勝てないロッテ…信じたいV請負人・伊東監督の「絶対に立て直してみせる!」

スポーツ報知 5/8(月) 16:04配信

 ロッテが勝てない。オープン戦は25年ぶりの首位も、開幕から歴史的に打てない。30試合を終えて、チーム打率1割8分5厘。そうこうしているうちに、投手陣の踏ん張りも続かなくなってきた。とはいえ、好ダッシュしてもおかしくなかった今季。何を言っても結果論ですが、巻き返しに期待しつつ、歯車が狂った原因を考えてみました。

【写真】女性ファンにプレゼントするアーバンリサーチのTシャツを着るロッテ・平沢(左)とジャーナルスタンダードのTシャツを着る荻野

 〈1〉懸案解消できず 伊東監督がキャンプ前に挙げたポイントは2つあった。まずは鈴木の二塁コンバートによる遊撃サバイバル。もうひとつは西野の先発再転向による抑え争いだ。レギュラーは角中と鈴木だけ。高いレベルで空いたポジションをもぎとってほしいと願ったが、3月に入っても競争は物足りない。指揮官も「ひょっとしたら1年こういう感じが続くかも」と懸念していた。

 予感は的中した。開幕ショートの中村が5試合で2軍落ちすると、これまで4人が日替わりで出場。抑えも経験者の益田でスタートしたが、失敗が続くとその座を剥奪された。開幕スタメンも初めて名を連ねた日本人はなし。若手の強烈な台頭がなかったという見方もできる。

 〈2〉誤算続き デスパイネ流出に伴い、獲得したパラデスとダフィーは想像を超えるブレーキ。1軍から消えても、助っ人の代役がいない。そもそも支配下登録の外国人は、日本ハムと並んで最少の4人。外国人も競争はあっていいと思うが、球団幹部は「(チェンのように)育成目的込みでなければ、2軍にくすぶる選手を出したくない」と説明。2人とも未知数で苦しむ可能性はあり得たし、現状は苦しんでいる。チームを見渡すと、若手の有望株は多くても、決して選手層が厚いわけではない。編成の危機管理を問う声はある。

 得点力不足を積極的走塁で補う姿勢はキャンプから光った。ソフトバンクとの開幕戦も好走塁で先制点をもぎとったが、逆転されると力負けで3連敗。完全にリズムが狂った。伊東監督がこだわった「2番・角中」は右脇腹痛、「5番鈴木」は助っ人不振のあおりで本来の打順ではない4番に。「打線の幹がいない」。構想は早々と崩れた。

 〈3〉大きく勝ち越しも オープン戦で白星を重ねても、首脳陣は「こうなることも頭にあった」。理由は対戦カードだ。18試合のうち、パ・リーグ相手は楽天との2試合だけ。残る11勝2敗3分け、79得点、12本塁打はセ・リーグからのプレゼントだ。WBCへの派遣も石川のみだった。前向きに、交流戦の爆発に期待しましょう。

 なかなか波に乗れないが、チームの雰囲気は悪くない。逆に「みんな(報道陣)が暗くなって、申し訳ない」と伊東監督の心遣いが身に染みる。

 「あとは上がっていくしかない。絶対に立て直してみせる!」

 残り110試合以上。このままでは終わらない。選手、監督計30年でリーグ優勝15度、Aクラス入り28度。V請負人の言葉を信じたい。(記者コラム・田島 正登)

最終更新:5/8(月) 17:44

スポーツ報知

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