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月丘夢路さん、全治3か月の交通事故から奇跡の復活

スポーツ報知 5/9(火) 6:04配信

 宝塚歌劇団出身で、映画やドラマで活躍した女優の月丘夢路(つきおか・ゆめじ、本名・井上明子=いのうえ・あきこ)さんが3日午後1時50分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。95歳だった。故人の遺志により、葬儀・告別式は近親者で執り行った。喪主は料理研究家の長女・井上絵美さん。後日、お別れの会を開く予定。

 月丘さんは43歳の時、大事故を経験している。66年6月にドラマ「東京の人」のロケ先から帰宅途中、杉並区内で交通事故に遭った。ライトバンに衝突され、全治3か月の重傷。ガラスの破片によって右額から目の上にかけて約10センチ、深さ5ミリを裂傷し、頭や顔は約40か所も負傷した。

 奇跡的にも切り傷は消え、後遺症はなし。4か月後にテレビ「アフタヌーンショー」で復帰する。「仕事が好きなんですね。主人がやめろと言えば、家庭に苦もなく入れる。主人が理解がありまして」と語る一方で、「今は作品も、タレントも、ギャラも小規模になってしまいましたね。これじゃ、大型の俳優は育ちません」。映画界に警笛を鳴らすことも忘れなかった。芝居を、役者の世界を愛した人だった。

 90歳を記念し、32年ぶりに出演した「徹子の部屋」。黒柳徹子(83)から美しさの秘けつを聞かれ、テレビを見ては、イケメン探しに余念がないと笑わせる。その時はダルビッシュ有(30)、石川遼(25)、高橋大輔(31)らを挙げていた。顔が良ければ良いのではなく、一芸に秀でていないとダメ。どこまでもチャーミングだった。

最終更新:5/9(火) 6:04

スポーツ報知