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ホークス寺原、走者いないのにけん制?ボーク「めっちゃ恥ずかしい」2年ぶり先発白星、課題も笑いも手応えも

5/8(月) 6:21配信

西日本スポーツ

■5回2/3 2失点

 今季初白星の味に苦みも交じった。先発勝利は2015年8月25日ロッテ戦以来、621日ぶり。故障者続出を受けて急きょ先発に回った身だ。6回途中2失点は十分な仕事ながら、寺原の言葉には先発出身の気概が満ちた。「1勝するのは気持ちいいけど、欲を言えば6回を投げ切りたかった」。2死三塁から初めて四球を出し、福浦の右前適時打で失点。五十嵐の救援を仰ぐ形になっていた。

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 そこまで淡々と回をこなした。球数77がリズムを物語る。最速151キロを計測したが、剛腕スタイルも今は昔。「余裕というか、幅が広がる。練習しといて良かった」という今季の新球シュートも交え、打たせて取った。バックの好守が続く。先制直後の2回、三遊間深くへの当たりに追い付き遊ゴロとした今宮。「テンポが良かったんで」の言葉に相関関係がうかがえた。

 運も呼んだか。3回1死一塁、なぜか二塁けん制のそぶり。気づいてやめたがボークで「めっちゃ恥ずかしかった。頭では二塁走者が…」。直後、二直で二走が飛び出し併殺。「ツイてるとしか言えない。ああいうミスはやっちゃいけない」。即ベンチでつっこんだ川崎は「和ませてくれたね」。笑い話に変わった。

 和田や武田の離脱に伴い先発に回って3週目。投球回は3、5ときて試合ごと伸びた。変わり身の男だ。今季開幕直後、まだ救援だった時にワインドアップをやめ、無走者でも「こっちの方が安定する」とセットポジションに統一。今や「振りかぶって投げることはない」と未練もない。プロ16年目、いい意味でのこだわりのなさが自身とチームの血肉に変わっている。

 工藤監督は「良かったね、ストライク取れてたね。前回リズムが良くなかった。そういう話はしてた」とうなずく。次週の週末は楽天と2連戦。前日6日に摂津が黒星ながら今季チーム初完投していたが、指揮官は寺原の次回を「いきます」と先発で言い切った。

 「言われたとこまでいきます」と命を待つのみの寺原ながら「一つ勝って、次も勝ちたい欲も出てくる」とその気だ。「初球の入り方とか。3人で終われた回も1度しかなかった」と、早々に課題も整理できている。 

=2017/05/08付 西日本スポーツ=

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