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ただ休むだけでは駄目になる? 週休3日のデメリットとは

qBiz 西日本新聞経済電子版 5/8(月) 10:32配信

 休みの日、皆さんはどのようにお過ごしだろうか。思う存分睡眠に費やす人、家族サービスにいそしむ人、スポーツに汗を流す人、買い物を楽しむ人…。人それぞれ、さまざまな使い方をしているだろう。

 私自身のある休日を振り返ってみた。朝、新聞に目を通した後に二度寝し、午前10時ごろに起床。軽く朝食を食べつつ、たまった洗濯物を洗濯。あっという間に昼ご飯の時間になり、掃除をしているといつの間にか日が暮れる…。家の中が片付くのは気持ちが良いが、1日を自宅で終えるとなんだかもったいない気持ちになる(もちろん、外出する日もある)。

 なぜ、今あらためて休日の過ごし方を振り返ってみようと思ったのか。先日、週休3日制を導入している会社の社長に話を聞く機会があったからだ。段ボールを使った造形物の製造・販売をしているアキ工作社(大分県国東市)。働く時間が長くなるとモチベーションが下がり、集中力も仕事の質も落ちる。都会とは異なる時間が流れる国東半島で、その土地固有の時間を取り込むことで個人を高めてほしい。松岡勇樹社長はそう考え、2013年に導入したという。

 働く人にとって、週の半分近くが休みになるのはさぞかしうれしいことだろう。と思っていたのだが、松岡社長のある言葉にドキリとした。「デメリットもいろいろあるんですよ。ただ休んでいるだけでは、個人も会社も駄目になる」。最初は新鮮だった3日間の休みも、慣れとともに輝きを失っていく。3日間をどのように過ごすか大切なのだが、とても難しいのだという。

 自らの休みを振り返ってみて、果たして自身や会社の成長につながるだろうか。もう少し、仕事につながる過ごし方をしないといけないかな…などと考えながら会社に戻り、先輩記者に社長から聞いた話をすると「休みなのに、休んだらいかんと? そんなの休みじゃないやん」と先輩。それもそうかも。仕事の創造性を高める過ごし方をしつつ、たまには仕事から離れてリフレッシュし、休日明けに備えることも、生産性の向上につながると信じたい。

西日本新聞社

最終更新:5/8(月) 10:32

qBiz 西日本新聞経済電子版