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これが真のぼっちなのか!立候補したのに誰も投票してくれなくて0票という事が本当にあった

5/8(月) 7:00配信

選挙ドットコム

これが真のぼっちなのか!立候補したのに誰も投票してくれなくて0票という事が本当にあった

4月23日に投票が行われた新潟県の阿賀町議会選において、全ての票を開票した結果、立候補者の1人である後藤英雄氏の得票数が0票であったというニュースがありました。

0票ということは、立候補者自身も自分に投票していない(投票が確認できない)という異常事態です。しかも地方議会選でというのは過去のケースを見てもほぼあり得ないことで、大いに世間を驚かせました。今回は過去にあった得票数0票の事例などを紹介します。

選挙後に立候補資格を失うと記録上0票になる

最終的な結果で得票数が0票になるケースというのはごくまれにあります。得票数0票のほぼすべてのケースは開票が終了し、ちゃんとした得票数が発表された後、候補者が様々な事情で立候補の資格がないことが判明し、その候補者の得票が全て無効になった場合です。

この時、最終的な選挙の記録では得票数は0票となります。過去の記事『怖すぎる!本当にあった東京都知事選挙の怖い話…第1話「幽霊が立候補」』で紹介した橋本勝氏はこのケースにあたります。

ただ、このケースでは最終的に0票と記録されただけで、その人物への投票とカウントされた票は1票以上はあります。今回のような、その人物への投票とカウントされた票が1票も無かった、ある意味、完全な0票というケースは過去にあるのでしょうか?

地方議会選での完全な0票はほぼありえない

地方議会選では、その人物への投票とカウントされた票が1票も無かった、完全な0票というのは、まず起こりえないと考えられています。

その理由は地方議会選に立候補するためには、その選挙の選挙権が必要であるからです。つまり、自分が立候補しているにもかかわらず、自分以外の人に投票するということは、まずありえないからです。今回も後藤氏は自分に投票したと述べており、なぜ無効票になったのか、気になるところです。

さて、地方議会選では完全な0票はまずありえないと述べましたが、過去に同様のケースは本当になかったのでしょうか? 東京都の過去の選挙結果を調べたところ、一例だけ発見できました。

新島に若郷村という村が1954年まで存在しました。この村で1951年4月23日に行われた村議選において、礎部喜雄氏という候補者の得票数が0票と記録されていました。この村議選では無効票が5票記録されていましたが、5票の内訳が候補者以外の氏名を記載したものが3票、何を書いているかわからないものが2票となっていました。このため、礎部氏は開票結果の時点で自分への投票とカウントされた票が1票もなかった完全な0票であったと思われます。

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