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青森―天津の国際定期便、第1便到着

デーリー東北新聞社 5/8(月) 11:54配信

 中国の航空会社「奧凱(オーケー)航空」(本社・北京市)は7日、青森空港と中国・天津市を結ぶ国際定期便の運航を始めた。同日午後2時50分ごろ、176人を乗せた第1便が到着し、青森県や青森市の関係者らが観光客に記念品を手渡して歓迎した。一方、搭乗率が低迷すれば路線撤退につながりかねず、今後は県の知名度向上や旅行商品造成に向けた継続的な取り組みが必要となる。

 青森空港に国際定期便が就航するのは1995年4月の韓国・ソウル線、ロシア・ハバロフスク線(現在は運休中)以来、22年ぶり。中国国内の都市との定期便は初めてで、水曜と日曜の週2往復する。同社の発券システムが整っていないため、日本国内で同区間の航空券の購入はできず、当面は天津市からの訪日客の利用に限られる。

 国際線到着ロビーで青森市の小野寺晃彦市長や県企画政策部の原田啓一部長ら約40人が出迎え。青森ねぶたのお囃子(はやし)が鳴り響く中、入国手続きを終えた観光客にリンゴジュースやパンフレットをプレゼントした。

 一行は、7泊8日の日程で、フェリーと北海道新幹線を使って県内と北海道を周遊。県内には2~3泊し、弘前公園や青森市の「ねぶたの家ワ・ラッセ」のほか、県南地方では奥入瀬渓流などを巡る予定だという。日本を初めて訪れた北京市の路霏(ロヒ)さん(27)は「桜を見たり、日本の伝統文化に触れたりしたい」と笑顔を見せた。

 一方、同社が昨年12月に運航を始めた函館―西安線は利用率が低迷し、わずか1カ月半で運休した例も。路線維持に向け、中国人が好む観光コンテンツの発掘と売り込みが重要となる。

 県観光国際戦略局の秋田佳紀局長は「観光客は日本文化を体験したいという思いがある。民間事業者と一緒に青森県の魅力を存分に伝えてきたい」と述べた。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/8(月) 11:58

デーリー東北新聞社