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新日鉄住金、君津第5コークス炉の更新工事に着手

鉄鋼新聞 5/8(月) 6:01配信

 新日鉄住金は君津製鉄所(千葉県君津市)の第5コークス炉のパドアップ(炉体更新)に着手した。まず既設の炉体を解体し、今秋にも新しい炉体の建設に入る。同コークス炉はA団とB団からなり、炉団ごとに2段階で建設を進める計画。2018年度に一連の工事完了を目指す。

 君津5コークス炉は3月末に稼働を停止し、現在はA・B団とも既設の炉体の解体作業を進めている。新しい炉体の建設はB団、A団の順に進める計画。先行するB団のレンガ積みは11月から18年3月にかけて行い、その後、18年4月から同8月にA団のレンガ積みを実施する。
 パドアップはコークス炉の炉体を更新する一方、基礎部を流用する更新手法。新設炉並みの生産能力や耐用年数を得られる上、新設より投資額を抑えられる。
 君津5コークス炉は窯数92門、年90万トンの生産能力を持つ。ただ、1973年の稼働から約40年経て老朽化し、本来の生産能力の発揮が難しくなっていた。パドアップ後は能力に見合った生産が可能になる。投資額は330億円。
 君津ではコークス炉更新の第1弾として第4コークス炉A・B団のパドアップを今年1月までに完了した。ただ依然として鉄鋼生産に対するコークス生産能力が不足しており、現状では不足分を外部から調達している。外部調達コークスは収益圧迫要因になる上、高炉で使いづらいケースもあり、対策を急いでいる。

最終更新:5/8(月) 6:01

鉄鋼新聞