ここから本文です

スマートドラッグを開発!バイオハッキング集団「Nootrobox」が目指す場所

ホウドウキョク 5/8(月) 11:30配信

誰にも、徹夜明けにコーヒーやエネルギードリンクで集中力を高めようとした経験があるだろう。こうしたブースターの延長線上にあるのが、脳機能の向上などを目的に開発されるサプリメント「ヌートロピック」だ。スマートドラッグとも呼ばれる。噛めるコーヒーなどで人気を集める「Nootrobox」の創業者でCEOのGeoffrey Woo氏に話を聞いた。

サプリメントやインタビュー動画を見る

脳機能向上のためのサプリメント開発

Nootroboxでは、人間の脳機能を向上させるヌートロピック(向知性薬)と呼ばれるサプリメントを独自開発しています。アメリカ食品医薬品局が認可した成分だけを使用することで、安全かつ効果的な5つの商品を販売しているんです。

サプリメントは、「Rise」「Sprint」「Kado-3」「Yarn」の4種類。Riseは、疲れ軽減と長期記憶に効果を発揮します。Sprintは短期の集中力アップに繋がり、Yarnは安眠をいざない、オメガ3脂肪酸を含むKado-3は気分向上に役立ちます。デスクに向かって仕事をする人からアスリートに至るまで、さまざまなパフォーマンス強化のニーズに応えています。

サプリメント以外では、カフェインと緑茶を組み合わせた「Go Cubes」というグミ状の”噛めるコーヒー”が安定した集中力をもたらします。コーヒー(カフェイン50g分)をバッグやポケットに入れて持ち歩ける手軽さが人気で、子育てに追われるお母さんにも愛用されています。

Nootroboxのヌートロピックは、シリコンバレーのエンジニアからウォールストリートで働く投資家まで、仕事の生産性を高めたいと望む人たちに広く利用されています。北米はもちろん、最近ではイギリスなど海外からの利用者が増えてきました。2014年の創業以来、事業は数億ドル規模に育ち、今年の売り上げは昨年比で4~5倍を超える勢いを見せています。

市場規模は500億ドル、サプリを毎日飲むアメリカ人

アメリカ人の半数以上が毎日何らかのサプリメントを飲んでいると言われており、北米のサプリメント・ビタミン市場は500億ドル規模に及びます。ところが、これまでのサプリメントはベビーブーマー世代に向けて開発されたものばかり。Nootroboxでは、ウェアラブルに代表されるテクノロジーを活かした、ミレニアル世代のためのサプリメントを開発しています。

エンジニアがソフトウェアをハッキングするのと同じように、人体をハッキングする人たちのことを“バイオハッカー”と呼びます。Nootroboxのチームは、まさにバイオハッカー集団です。信頼できるデータや根拠に基づいた商品開発が、熱心なバイオハッカーのコミュニティに支持され、彼らの口コミが商品の普及に絶大な力を発揮しています。そこそこ関心がある10万人より、商品を心底愛してくれる100人のほうが貴重なのは言うまでもありません。コミュニティの成長は、ブランドの成長に直結するのです。

現在、Go Cubesをサンフランシスコのセブンイレブン全店で販売する以外は、売り上げの95%がECサイト経由です。ECサイトが主要の販売チャネルであることで、顧客に直接働きかけることができます。また、サプリメント業界では斬新な定期購入モデルを導入しました。その都度店頭で買うことが当たり前だったサプリメントを定期的に自宅に届けることで、リピーターになってもらう。Nootroboxの利用者の半数が定期購入者で、安定した売り上げに繋がっています。

1/2ページ

最終更新:5/8(月) 11:30

ホウドウキョク